
梅雨に潜む“熱中症”の落とし穴
「梅雨って涼しいし、熱中症の心配はまだ先でしょ?」
…と思っていませんか?
実は、梅雨時期こそ“隠れ熱中症”のリスクが高い季節なんです。
今回はその理由と、見落とされがちな対策を分かりやすくご紹介します。
なぜ梅雨なのに熱中症になるの?
理由①「湿度」が高すぎて、汗が蒸発しない
汗をかいても、湿度が高いと体の熱が外に出せません。
つまり、“体内に熱がこもる”状態に。
→ 真夏より体温調整がうまくいかないケースもあります。
理由② エアコンをまだ使ってない人が多い
「6月はまだ早い」と、扇風機+窓開けだけで過ごしていると要注意。
湿度80%以上の部屋では、風があっても熱は逃げません。
理由③「雨の日は外に出ない=水分も摂らない」
外出が減ると、水分補給のタイミングも減りがち。
→ 体内の水分がジワジワ不足して、気づけば頭痛やだるさに…。
実はこんな人が危ない!
デスクワーク中心で冷房なしの部屋にいる人
通勤で蒸れた電車に乗っている人
部活・体育館での運動が多い学生
雨だからと油断して水分を摂らない人
見た目の“涼しさ”とは裏腹に、体の中では熱が蓄積していることも。
梅雨熱中症を防ぐ5つのポイント
湿度60%を超えたら、エアコンは“除湿”で稼働
→ 冷房じゃなく“ドライ”モードが◎
水分は1日1.5~2Lを“ちびちび”補給
→ コーヒーやお茶ではなく、水・麦茶・経口補水液を
起床直後&入浴前後は、必ず水分補給
→ 室内でも汗をかいていることを忘れずに
気温25℃以上+湿度80%は危険ライン
→ 体感より「数値」を信じて対策を
「なんかだるい…」と思ったら、涼しい場所で即休憩
→ めまい・頭痛・食欲不振は初期症状かも
まとめ:「梅雨でも熱中症は、ふつうに起きる」
梅雨は「暑くないから油断する」「湿度だけで体力を奪われる」**“静かに危ない季節”**です。
雨=安全、ではありません。
湿度×気温×油断が重なるこの時期こそ、しっかり備えておきましょう。