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2025.12.17(Wed)

フィンランド「つり目」投稿騒動でミス剥奪に賛否両論 国会議員も同調し差別的な振る舞いにアジア人差別への怒りが噴出

フィンランドのミス「つり目」投稿で称号剥奪も、一部国会議員が同調し騒動拡大

フィンランドで今、アジア人差別をめぐる大きな騒動が持ち上がっています。国の代表であるミスフィンランドに選ばれた女性が、SNSに「つり目」のポーズを投稿したことが発端でした。

 

この問題の始まりは11月下旬。女性は飲食店で指で目元を引き上げる「つり目」のポーズをとり、「中国人と一緒に食べる」という説明を添えてSNSに写真を投稿したのです。歴史的にアジア人を侮辱する表現として使われてきたポーズです。ミスフィンランドの主催者側は、称号の保持者に求められる「高いレベルの責任」を理由に、女性の称号を剥奪するという厳しい決定を下しました。

 

女性自身は「頭痛でこめかみをもんだ」と釈明しています。誰かを傷つける意図はなかった、と。そしてこの件が苦しみや誤解を生んだことへの後悔と、すべての責任は自分にある、と謝罪しました。

 

しかし、この剥奪決定が「厳しすぎる」と見る向きもありました。すると、反移民政策を掲げる連立与党の「フィンランド人党」に所属する国会議員と欧州議会議員、計3人が女性を擁護するように動きます。なんと、相次いで自身のSNSに「つり目」のポーズを取った写真や動画を投稿したのです。この政治家たちの行動は、差別的な振る舞いを助長するものとして、さらに激しい批判を浴びることとなりました。教育相は「無責任で、幼稚で、愚かだ」と強く非難しています。

 

同様の差別表現は、今年8月にスイスの時計メーカー「スウォッチ」の広告でも問題になるなど、欧米で繰り返し炎上してきました。それなのに、なぜまた繰り返されるのか。

 

SNS上では、当然のように怒りの声が噴出しています。

 

「何度目のつり目ポーズでの炎上だろう。歴史的背景を知らない訳がないと思う」

「国会議員が同調するのは信じられない。完全にアジア人差別を容認していると見られても仕方がない」

「フィンランド在住の日本人男性が署名活動を始めたとのこと。差別表現に抗議し、アジア人差別の実態調査と改善を求める署名には7000筆以上が集まっており、多くの人が問題視していることがわかる」

 

たとえ「意図はなかった」としても、その表現が持つ歴史や、それを見た人がどう感じるかという想像力が欠けていました。

公の立場にある人間が、特定の文化や人種に対する差別的な表現を安易に用いることは、社会の分断を生みます。

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