政党要件5人を土壇場で確保
衆議院選挙の公示を目前に控え、永田町に激震が走っています。24日、東京都内で会見を開いた立憲民主党前職の原口一博氏(66)と、前衆議院議員の河村たかし氏(77)が、新政党「減税日本・ゆうこく連合」の立ち上げを宣言しました。
原口氏は今月20日に立憲民主党を離党。自身が提唱する「ゆうこく連合」としての国政政党化を目指していましたが、22日には自身のSNSで「同志を募ることができなかった」と、政党要件を満たせない現状を吐露し、力不足を認めたばかりでした。しかし、そこからわずか2日。かつて民主党時代に「国会Gメン」として共に活動した旧知の仲である河村氏率いる「減税日本」と合流することで、現職国会議員5名という壁を突破し、滑り込みで政党要件を満たす形となりました。
河村氏にとっても、この合流は急転直下の展開です。昨年、日本保守党の百田尚樹氏らと袂を分かち、今月20日には正式に除籍処分を受けたばかり。政治の荒波に揉まれるベテラン二人が、生き残りをかけて手を取り合った格好です。
SNSではこの急造とも取れる新党結成に対し、冷ややかな視線と期待の声が入り混じっています。
『公示ギリギリで数合わせをしたようにしか見えない。理念はどこにあるのか』
『減税とゆうこく、名前を繋げただけ。結局は選挙のための互助会ではないか』
『既存の大きな勢力に抗う姿勢は支持するが、あまりに動きが迷走しすぎている』
『河村さんと原口さんなら、何かやってくれるという期待感はある。でも不安も大きい』
原口氏は今回の決断に至るまで、立憲民主党と公明党による「中道改革連合」への合流を拒み、さらには新興勢力である「チームみらい」の安野貴博氏へSNSを通じて「私たちをシステムに加えてください」と異例のラブコールを送るなど、苦しい模索を続けてきました。
会見で河村氏は「役所は財源を作るために働いている。手段と目的が逆転している」と持論を展開し、改めて減税の必要性を訴えました。一方で、本拠地を佐賀に置くこの新党が、愛知を地盤とする河村氏の勢力とどう融和していくのか。また、数日単位で所属や協力先を変えてきた原口氏の姿勢が、有権者にどう映るのかが問われています。
背水の陣で挑む「ゆうこく連合」。
混沌とする衆院選の構図の中で、この第三極がどこまで支持を広げられるのか、その真価が試されることになりそうです。














