tend Editorial Team

2026.03.13(Fri)

「我が子をレギュラーに」とチームの監督に差し入れを渡すママさん。だが、監督の正論をうけ空気が一変

「我が子をレギュラーに」とチームの監督に差し入れを渡すママさん。だが、監督の正論をうけ空気が一変

監督への過剰な貢ぎ物と、私に向けられた「冷酷な提案」

娘が所属するミニバスケットボールチーム。

5人という狭きレギュラー枠を巡り、コート外では親たちのどろどろした思惑が渦巻いています。

特に、あるお母さんの「我が子をレギュラーに」という執念は、周囲が引くほど異常なものでした。

練習のたび、監督のもとへいそいそと駆け寄る彼女の手には、いつも大きなデパートの袋。

「監督、これ!評判の栄養ドリンクなんです。いつも指導で大変でしょう?ぜひ召し上がってください」

困惑する監督の反応などお構いなし。彼女の目的は、差し入れという名の「買収」なのです。

さらに恐ろしいのは、他の子供を平気で踏み台にすること。ある日、彼女は私に近づき、にこやかな笑顔でこう言い放ちました。

「ねえ、あなたのお子さん、最近動きが鈍いんじゃない?ミスも多いし……。チームのためにも、一度レギュラーを降りて休ませてあげたらどうかしら」

耳を疑うような言葉。驚く私を無視して、彼女は監督にこう畳みかけます。

「監督、あの子の穴はうちの子がしっかり埋めますから!準備は万端ですので、ぜひ交代を!」

その場に凍りつくような沈黙。しかし、次の瞬間、体育館に響き渡ったのは監督の鋭い声でした。

響き渡る監督の一喝。コートに不要なのは「親の欲」だった

「いい加減にしてください」

監督は、差し出された紙袋を彼女に突き返しました。

「私が選ぶのは、仲間のミスをカバーしようと必死に走る子です。他人の失敗を願うような空気を作る親の子に、コートに立つ資格はありません」

真っ赤になって驚く彼女。監督の言葉は止まりません。

「差し入れで試合に出られるほど、バスケは甘くない。これ以上チームの輪を乱すなら、お子さんの指導も考え直させていただきます」

周囲の保護者からも「そうだそうだ」と視線が注がれ、彼女は逃げるようにその場を去っていきました。

「お母さん、私、自分の力で頑張るから」

娘が力強くボールをつく音。その音を聞きながら、私は確信しました。親の姑息な工作など、子供たちの純粋な努力の前では無力なのだと。

スカッとした結末とともに、本当の「チームスポーツ」の姿を取り戻せた、忘れられない一日となりました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.11.04(Wed)

「兄貴は稼いでるんだし、別に困ってないだろ」10万円を返さず買い物を続ける弟。だが、父の一言で黙りこんだ理由
tend Editorial Team

NEW 2026.11.04(Wed)

「体調が悪いなら、来ないでほしいよね」公園でほかの親子に文句を言うママ友。だが、私が笑顔で返した一言
tend Editorial Team

NEW 2026.11.04(Wed)

「うちはもう通わせてるよ」塾通いを自慢するママ友。PTAの作業中、隣のママから返された一言に黙り込んだ
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.12.12(Fri)

「小沢さんの出る幕ではない」「人の揚げ足取って」と厳しい声。小沢一郎氏「解決するつもりがないようにさえ見える」と高市早苗...
tend Editorial Team

2026.09.27(Sun)

「うちの子も鉄琴がやりたかったんです」鉄琴をめぐり訴えた保護者。発表会前、園長がその子の教室へ鉄琴を運ばせた理由
tend Editorial Team

2025.10.20(Mon)

「回覧板、止めてます?」疑われ続けた私。町内会で真犯人が名指しされた瞬間の沈黙【短編小説】
tend Editorial Team