最初の違和感は「お金」から
18歳の春、「社会人として自立しよう!」と意気揚々と働き始めた私。
しかし、その期待は一瞬にして裏切られることになります。
働き始めて間もない頃、店長から鼻歌まじりに告げられたのは、耳を疑うような言葉でした。
「ごめん!保険料の引き落とし、手続き忘れてたわ。来月まとめて2ヶ月分引いとくから、よろしくね」
あまりにルーズな管理体制。
グレーなことを平気で口にする店長に、「この職場、何かがおかしい」と直感が警鐘を鳴らします。
さらに私を追い詰めたのは、キッチンにいる60代の男性スタッフでした。
「おい、手が遅いんだよ!やる気あんのか!」
強い口調で怒鳴られるのは日常茶飯事。
挨拶をしても無視、仕事の質問をしても舌打ち。
挙句の果てには、彼が自分で皿を割った時でさえ、矛先は私に向きました。
「お前がそこに立ってるから、手が滑っただろ!どうしてくれるんだ!」
私のミスではないのに、すべての責任を押し付けられる毎日。
次第に「私が仕事ができないせいだ」と思い込むようになり、心も体もボロボロになっていきました。
決別の一言
入社から2ヶ月。
震える声で、店長に退職の意思を伝えました。
「店長、もう限界です。辞めさせてください」
すると、店長は困ったような顔をして、信じられない言い訳を口にしたのです。
「あぁ、あのおじさんのこと?彼はもう60歳でさ、ほら、ホルモンバランスが乱れてる時期なんだよ。だから、娘みたいな君が許してあげてよ」
……ホルモンバランス? 私の苦しみを、そんな的外れで軽い言葉で片付けるつもり?
その瞬間、私の中で張り詰めていた糸がプツンと切れました。
悲しみは消え、代わりに冷めた感情が湧き上がってきたのです。
「彼の体調管理まで、私が責任を持つ必要はありませんよね?これ以上、私の人生をこの場所に費やすつもりはありません。今日で失礼します」
呆然とする店長を後に、私はその場ですぐにエプロンを返却。
外に出ると、驚くほど空が明るく見えました。
「おかしい」と思った自分の感覚を信じてよかった。
あの時、勇気を出して一歩踏み出した自分を、今でも心から褒めてあげたいです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














