「夕飯どうするの?」高熱で寝込む妻に食事を尋ねた夫、後日見せられた家事の一覧に言葉を失った
高熱の日も、夕飯を決めるのは私
頼めば動く夫ですが、家事は私の役目だと考えている様子。
結婚して数年がたった頃から、夫の家事への関わり方に、引っかかりを覚えるようになりました。
頼めば動いてくれるのですが、自分から気づいて始めることは、ほとんどありません。
終わった後には、「手伝ってあげたよ」、という言葉が添えられます。
私はお礼を言っていました。でも、二人で暮らしている家のことなのに、なぜ私が頼む側で、夫が助ける側なのだろうと感じていました。
高熱で寝込む私に、夫は夕飯のことを尋ねました。
ある日、私は高熱を出し、ほとんど動けなくなりました。布団の中で横になっていると、夫が寝室をのぞきます。
「夕飯どうするの?」
心配する言葉より先に食事のことを聞かれ、私は返事に詰まりました。
今日は作れないから、買ってきてほしいと、どうにか伝えました。
寝込んでいても、夕飯をどうするか決めるのは私なのか。そのことが、熱が下がった後も心に残りました。
体調が戻った私は、夕飯に必要な仕事を書き出します。
体調が戻ってから、私は夫と話す時間を作りました。
ただ大変だと伝えても、いつものように、言ってくれればやるのに、と返されそうな気がしたからです。
食卓に紙を置き、普段していることを一つずつ書き出しました。
献立を考えること、足りない食材を確認すること、買い物、調理、片づけ。夕飯という一言だけで、紙にはいくつも項目が並びました。
夫は向かいの椅子に座り、私が書いた紙を見ていました。
「手伝う」よりも、丸ごと引き受けて
頼む前の段取りも家事だと、夫へ伝えました。
夫は最初、言われた家事はやっているつもりだと話しました。
私はうなずき、やってくれることは助かっていると伝えました。
その上で、紙の最初の項目を指しました。
「頼むまでのことも、家事なんだよ」
夫は紙へ視線を落としました。
私は、何をするか決め、必要な物をそろえ、頼むところまでを、いつも自分が担っていることを説明しました。
高熱の日も、その役目だけは休めなかったのです。
一覧を見た夫は、夕飯を一通り担当すると話します。
夫はしばらく黙ってから、作るところしか考えていなかった、と言いました。
私は、私が寝込んだ時くらい、自分で夕飯の段取りを考えてほしかったと伝えました。
何をしてほしいか聞くだけでは、私の頭の中の仕事は減りません。
夫は紙を自分の方へ引き寄せ、次の休日の夕飯を、買い物から片づけまで担当すると言いました。私は献立を指定せず、そのまま任せることにしました。
夫が自分の担当を書き込み、二人の分担が始まります。
夫はペンを取り、一覧の夕飯の項目の横に、自分の担当だと書き加えました。
私はその手元を見ながら、手伝ってもらうための説明ではなく、二人の分担の話ができたと感じました。
その一度で、暮らしがすっかり変わったわけではありません。
それでも、夫が自分から動く場面は少しずつ増えています。
ありがとうとは伝えます。でも、私一人の仕事を手伝ってもらっている、という受け止め方は、もうやめました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














