「うちの子がチャンピオンになるはずだった」娘の優勝に納得できないママ友。だが、お迎えで突然責められた私の返答
張り合ってくるママ友と、園庭の大会
娘が幼稚園の年長クラスにいたころ、同じクラスに、なぜか娘に張り合ってくるママ友がいました。
お迎えで顔を合わせても、私とはほとんど目を合わせません。
特に何かあったわけでもなく、どう接したらいいのか分からずにいました。
ある日の昼、園庭でなわとびのチャンピオンを決める大会が開かれました。
子どもたちがそれぞれ得意な跳び方を選んで挑戦する大会で、私の娘もママ友の娘さんも、後ろ跳びを選んでいました。
保護者席にいると、前の列からママ友の声が聞こえてきました。
「うちの子、後ろ跳びが得意なの。家でもずっと練習してたから、今日は楽しみだわ」
自信たっぷりに話す様子を見ながら、私も娘の出番を待っていました。
大会が始まると、一人、また一人と縄を止めていきます。そして最後まで跳び続けたのは、私の娘でした。
娘がチャンピオンに選ばれると、ママ友の娘さんも笑顔で拍手してくれました。
ところが、ママ友は口を固く結んだまま。拍手もせず、じっと園庭を見ていました。
お迎えで突然責められた私
その日の夕方、娘と手をつないで幼稚園の門を出ようとすると、ママ友と鉢合わせしました。
娘さんはうちの娘に気づき、うれしそうに手を振ってくれました。
すると、ママ友が私のほうへ近づいてきたのです。
「ねえ、ちょっといい?」
「はい、何ですか?」
「今日のなわとび、どうしてうちの子と同じ後ろ跳びにしたの?」
突然の質問に、私は戸惑いました。
「え?娘が自分で選んだんですけど…」
「そうなんだけどさ。うちの子、ずっと練習してたのよ」
「そうだったんですね。でも、うちの子も後ろ跳びが好きなので……」
そう答えると、ママ友は不満そうな顔をして、声を大きくしました。
「もっと違うの選んでよ!」
門の近くにいた保護者たちが、驚いてこちらを見ました。
「うちの子がチャンピオンになるはずだったのに。同じのを選ぶなんて、ずるいじゃない」
私は一瞬、何を言われているのか理解できませんでした。
そもそも、どの跳び方を選ぶかは子どもたちの自由です。娘は自分の得意な跳び方で、一生懸命頑張っただけでした。
「でも、同じ跳び方を選んだからって、悪いことではないですよね?」
「いや、そういうことじゃなくて。うちの子は本当に頑張ってたのよ」
「それは分かります。でも、うちの子だって頑張ったんです」
ママ友は何か言い返そうとしましたが、言葉が続かない様子でした。
隣を見ると、娘が不安そうに私を見上げています。つないでいる小さな手にも力が入っていました。
私はママ友に向き直り、静かに伝えました。
「娘も聞いているので、これ以上責めるのはやめてもらえませんか」
その言葉に、ママ友は黙ってしまいました。
周囲の保護者たちの視線にも気づいたのか、気まずそうに顔をそらし、娘さんの手を引いて帰っていきました。
その後も卒園まで、ママ友と顔を合わせることはありました。相変わらずにらまれることもありましたが、私は笑顔で会釈するだけにしました。
娘がもらったチャンピオンのメダルは、今も家の玄関の棚に飾ってあります。
「ママ、メダルにただいましようね」
そう言ってうれしそうに笑う娘を見るたび、あの日、娘の頑張りをきちんと守れてよかったと思います。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














