「親が弁護士だから訴えるぞ」女性の分も払うと言っていた男性。だが、会計時に言葉を失った瞬間
「あとから何人か来ます」と言った男性客
私がアルバイトをしていたのは、普通の居酒屋です。
その夜、30歳前後の男性2人が先に来店し、奥のテーブルに案内しました。
席に着くと、「あとから何人か来ます」と言われたので、時間差で合流する飲み会なのだと思いました。
片方の男性は、空いたグラスを置くたびに「次」とだけ言います。
その横で、連れの男性が私に小さく頭を下げていました。
20時40分ごろ、女性2人が到着して同じ席に加わりました。
注文を取る前に、私は男性に確認しました。
「こちらのお二人の分も、同じお会計でよろしいですか」
「うん、全部こっちで。気にしないで飲んで」
そう答えたため、女性たちの注文も同じ伝票につけました。
しばらくして、その女性2人は先に帰ることになりました。
21時50分ごろになると、今度は遅れていた別の女性2人が到着します。私は念のため、もう一度確認しました。
「こちらのお二人も、同じお会計で大丈夫ですか」
「いいよ。全部こっちで」
2組目の女性たちはサワーを次々に注文し、私はその都度、同じ伝票に入力していきました。
3万円の伝票を見た途端、男性の声が変わった
女性たちが帰ったあと、男性2人も会計をすることになりました。
私が伝票を出すと、片方の男性が合計金額を見て顔をしかめました。
「え、3万円?こんなに飲んでないだろ」
「あとから来られた4名様の分も、こちらのお会計にまとめています」
「いや、そんなの知らないよ。俺が覚えてる分しか払わないから」
私は、女性たちが加わったときに2回とも確認したことを伝えました。
すると男性は声を荒らげました。
「親が弁護士だから訴えるぞ。3万円なんて払うか」
周りの客がこちらを見る中、私はそれ以上言い返さず、店長を呼びました。
店長は伝票と注文履歴を確認しながら、落ち着いて説明しました。
「最初のお二人が加わったあとと、次のお二人が加わったあとで、それぞれ注文が入っています。こちらのサワー10杯も、後から来られたお客様の分ですね」
男性は伝票を見ながら口を開きました。
「いや、でも俺はそんなつもりじゃ…」
そのとき、それまで黙っていた連れの男性が言いました。
「でも、『全部こっちで』って2回とも言ったの、お前だろ。俺も横で聞いてたよ」
男性は連れの顔を見たまま、何も言わなくなりました。
少しして2人は財布を取り出し、結局、伝票どおり2万円を支払って店を出ていきました。
見送ったあと、店長が私に声をかけました。
「2回とも確認してくれてたから、ちゃんと説明できたよ」
会計をめぐってここまで揉めるとは思いませんでしたが、人数が途中で増えるときほど、その場で確認しておくことが大切なのだと感じた出来事でした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














