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2026.10.09(Fri)

「口もつけてないのに、そこまで気にする?」朝食ビュッフェで料理を戻した女性。だが、係の人が伝えた正論

「口もつけてないのに、そこまで気にする?」朝食ビュッフェで料理を戻した女性。だが、係の人が伝えた正論

料理を取っては戻す、前の女性

泊まったホテルの朝食でのことです。

揚げたてのから揚げが評判だったので、私は温かい料理が並ぶ台の列に並んでいました。

私のすぐ前には50代くらいの女性がいて、その後ろにも何人かが皿を持って続いています。

台の向こうでは、制服姿の係の女性が料理の補充をしていました。

前の女性はから揚げを3個、自分の皿にのせました。ところが少し考えたあと、

「うーん、やっぱりやめよう。朝から揚げ物は重いわ」

そうつぶやくと、皿にのせたから揚げを大皿へ戻したのです。

私は思わずその手元を見てしまいました。

ところが、それだけではありません。

次に卵焼きを2切れ取ったものの、また大皿へ。

そのたびに列が止まり、私の後ろにいた年配の女性から小さなため息が聞こえました。

すると前の女性は振り返り、少し強い口調で言いました。

「今、選んでるんですけど」

さすがに気になった私は、できるだけ穏やかに声をかけました。

「あの、一度お皿に取ったものは、戻さないほうがいいんじゃないでしょうか」

女性はすぐに振り返りました。

「戻しただけでしょ。まだ食べてないんだから」

「でも、ほかの方も取るものなので…」

「口もつけてないのに。そこまで気にする?」

そう返され、私はそれ以上何も言えませんでした。

係の人が静かに声をかけた

そのとき、台の向こうにいた係の女性がこちらへ来ました。

先ほどから近くで補充をしていたため、やり取りにも気づいていたようです。

「お客様、申し訳ありません。一度お取りになったお料理は、大皿には戻さないようお願いいたします」

前の女性は少し驚いた顔をしました。

「でも、食べてませんよ」

「はい。ただ、ほかのお客様も召し上がるお料理ですので、ご協力をお願いいたします」

係の女性はそう伝えると、女性が料理を戻した大皿を順番に下げていきました。

女性はその様子を見ながら、しばらく黙って立っていました。

やがて小さな声で、

「……わかりました」

と言うと、ほとんど何ものっていない皿を持ってその場を離れていきました。

少しして、係の女性が新しい料理を運んできました。

「お待たせいたしました」

再び列が動き始め、私も新しく並べられたから揚げを皿に取りました。

大勢が同じ料理を取る場所だからこそ、自分では気にならないことでも、周りへの配慮は必要なのだと感じた出来事でした。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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