
日本女子バレー、フランスにストレート勝ち!地元・千葉で白星発進【ネーションズリーグ】
バレーボール女子日本代表が9日、ネーションズリーグ第3週・日本ラウンド(千葉)でフランスと対戦し、セットカウント3-0(25-23、25-16、25-19)のストレート勝利を収めた。大会通算7勝2敗とし、ファイナルラウンド進出へ弾みをつけた。
初戦から魅せた“らしさ”全開の快勝劇
キャプテン石川真佑をはじめ、佐藤淑乃、和田由紀子ら若手とベテランが融合した布陣で臨んだ一戦。第1セットは出だしに5連続失点するも、佐藤の多彩なスパイクと和田のサービスエースでリズムを取り戻し逆転。島村春世のブロックでセットを締めた。
第2セットは石川の強打、小島満菜美の好守、佐藤のブロックアウトなどで中盤以降に主導権を掌握。18歳の秋本美空も得点に絡み、若さと勢いが光った。
最終第3セットでは一時リードを許すも、佐藤のスパイクとサービスエースで14-14に追いつくと、そのまま突き放し勝利を決定づけた。
石川キャプテン「たくさんの声援が力に」
試合後、石川は「初戦から本当にたくさんの方が集まってくれてすごく嬉しい」と感謝の言葉。「負けた試合もあったけど、すごく自分たちにとってプラスになる内容だった。韓国戦もしっかり勝ってファイナルに繋げたい」と力強く語った。
また、地元・千葉県出身の佐藤は「いつもより燃えました。途中から自分たちらしさを取り戻して、楽しくバレーができた」と笑顔を見せた。
日本代表の次なる相手は世界ランク34位・韓国代表。10日午後7時20分試合開始予定で、勝利すればファイナルラウンド進出が決定的となる。勢いに乗る日本女子が、自国開催の舞台でどこまで駆け上がれるか注目だ。
ネーションズリーグとは?
世界の強豪18チームが競い合う、バレーボールの世界3大大会の一つ。予選ラウンド上位8チームがファイナルラウンドへ進出し、世界一をかけて戦う。日本代表は昨年大会で銀メダルを獲得しており、今年も表彰台が期待される。