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2025.08.17(Sun)

【teamLab Planets TOKYO】「お金をドブに捨てた」と酷評も?外国人が殺到する『水に入る美術館』の口コミ調査で判明した「天国と地獄」

トリップアドバイザーより引用

 

ギネス世界記録に「世界で最も来館者の多い美術館」として認定され、「ワールド・トラベル・アワード」でもアジアを代表する観光名所として受賞。

今、東京・豊洲で最も多くの外国人観光客が殺到する場所、それが「teamLab Planets TOKYO(チームラボプラネッツ)」です。

水の中を歩き、光に包まれ、花々に埋め尽くされる…そんな幻想的な「映え写真」が無限に溢れています。

しかし、そのきらびやかなイメージの裏で、実際に訪れた人々は何を感じているのでしょうか?

「人生最高の体験だった」という熱狂的な賛辞と、「お金をドブに捨てた」という痛烈な批判。

トリップアドバイザーに寄せられた口コミを調査したところ、そこには、まさに「天国と地獄」が渦巻く、カオスな評価の実態が見えてきました。

 

人気の理由①:「アートに興味がなくても泣ける」五感で“没入”する体験

まず、なぜ多くの人々がこの場所を熱狂的に支持するのか。

その理由は、ここが従来の「目で見る」だけの美術館とは全く違う、「身体ごと、アートになる」体験を提供している点にあります。

 

「Amazing sensory experience, I truly think it is worth visiting while in Tokyo.」 (驚くべき五感の体験。東京にいる間に訪れる価値が本当にあると思う。)

「It was a wonderful experience, our children aged 15 and 18 loved it but much younger ones would really find the wonderment in the experience too.」 (素晴らしい体験でした。15歳と18歳の子供たちも大好きでしたが、もっと小さい子たちもこの体験に驚きを見出すでしょう。)

 

裸足になり、膝まで水に浸かりながら光る鯉を追いかけ、無数のランが吊り下げられた空間を彷徨う。

その没入感は、時に人々の感情を強く揺さぶります。

 

「my 18 year old daughter cried at one point because she thought it was so special.」 (私の18歳の娘は、あまりに特別だと感じて、ある時点で泣いていました。)

 

理屈ではなく、五感に直接訴えかける。

「アートに興味がない人でさえ楽しめる」という口コミが象徴するように、ここは知識や教養を問われる場所ではなく、誰もが直感的に楽しめる、全く新しいエンターテイメントなのです。

 

人気の理由②:猛暑も雨も関係なし!“天候に左右されない”最強の観光地

外国人観光客にとって、もう一つ見過ごせない大きなメリットがあります。それは、この施設が「完全屋内型」であることです。

 

「we went to Tokyo end of July. it was brutally hot and humid. this is all indoors and was a great way to use time in the middle of the day.」 (私たちは7月末に東京へ行きました。猛烈に暑く湿気がひどかった。ここは全て屋内なので、日中の時間を使うのに最適な方法でした。)

 

夏の猛暑や梅雨、台風など、天候に左右されやすい日本の観光において、どんな天候でも最高の体験が保証されているという「安心感」は計り知れません。

旅の計画に組み込みやすいという実用的な側面も、世界中から人が殺到する大きな理由の一つです。

 

【光と影】「インスタ狂想曲」がアートを殺す?絶賛の裏の“じゃない方”の声

しかし、その圧倒的な人気とビジュアルの強さは、深刻な問題も生み出していました。

口コミで最も多く見られた不満、それは「写真撮影に夢中な人々」の存在です。

 

「This was an Instagram frenzy… people were absurdly irritating - obsessed with photos and not the art. It was a bummer for me.」 (ここはインスタ狂想曲だった…。人々はアートではなく写真に執着し、とてつもなくイライラさせられた。私にとってはがっかりだった。)

 

最高の「映え写真」を撮るために、同じ場所を長時間占拠したり、周りを気にせずポーズを取り続けたりする人々。

この施設が持つ「撮れ高の高さ」が、皮肉にも、アートに没入するという本来の体験価値を阻害しているのです。

 

さらに、その体験自体に価値を見出せないという、痛烈な批判も。

 

「Please don't throw your money in the trash.」 (どうかあなたのお金をゴミ箱に捨てないでください。)

「The artwork itself was mostly underwhelming. I kept thinking, “I paid for this so I should enjoy it…”.」 (アートワーク自体はほとんどが期待外れだった。私は「お金を払ったんだから楽しまなきゃ…」と考え続けた。)

 

高い入場料に見合わないと感じる人や、「多くの見知らぬ人々と裸足を共有する体験は、あらゆる種類の感染症への懸念を抱かせた」といった衛生面への不安を口にする声も、決して少なくありませんでした。

 

【結論】では、行くべきか?口コミから導く“失敗しない”ための心構え

調査の結果、チームラボプラネッツは、「五感を揺さぶる唯一無二の没入体験」という圧倒的な魅力を持つ一方で、その人気ゆえの「混雑」と「インスタ映えへの執着」という深刻な課題を抱える、まさに光と影が同居する場所であることがわかりました。

 

最終的に楽しめるかどうかは、訪れる人の「心構え」次第なのかもしれません。

  • 静かな「美術館」ではなく、賑やかな「アトラクション」だと思え。
  • 最高の体験は、カメラのレンズ越しではなく、あなた自身の五感の中にある。
  • 少しでも混雑を避けるなら、早朝の時間帯を狙え。

「I would go to Tokyo just to go to the museum.(この美術館に行くためだけに東京に行くだろう)」という熱狂的なファンがいるのもまた事実。

あなたは、アートを“撮り”に行きますか?それとも“体感”しに行きますか?その答えが、この場所での体験価値を大きく左右するはずです。

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