トリップアドバイザーより引用
東京・お台場にそびえ立つ、近未来的な建物「日本科学未来館(Miraikan)」。館内に浮かぶ巨大な地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」は、多くの人が一度はメディアで目にしたことがあるでしょう。
学校の遠足や家族のお出かけ先として定番のこの施設ですが、その口コミを詳しく調査すると、驚くべき事態が起きていました。
「最高!もう一回行きたい!」という子供からの素直な賛辞や、「常設展が凄い!」という大人からの知的な絶賛の声。
その一方で、「最悪最低」「時間の無駄でした」といった、にわかには信じがたいほどの辛辣な批判も…。
なぜ、この科学館の評価は“天国と地獄”のように真っ二つに分かれてしまうのでしょうか。
その理由と、訪れた誰もが「最高だった」と感じるための“攻略法”を、口コミから紐解きます。
【絶賛派】「常設展が凄い!」大人も知的好奇心をくすぐられる“本物の科学”
まず、この施設が「最高!」と絶賛される理由。
それは、付け焼き刃ではない「本物」の科学に触れられる点にあります。
特に、期間限定の企画展よりも、常設展のクオリティに感動する声が多数見られました。
「特別展の動画クリエイター展に行って見ましたが、むしろ常設展が凄いと感じました。建物の名が表すとおり、未来と科学のことをわかりやすく、展示しています。」※過去の特別展となります
「宇宙の事や科学の事、体の仕組みや自然についてなど、幅広く展示体験出来ます。」
国際宇宙ステーションの居住棟モデルや、iPS細胞の研究紹介など、日本の最先端科学を体験型の展示で学べるのが未来館の大きな魅力。
そんな、他では決して味わえない“本物”との出会いが、知的好奇心旺盛な大人たちを熱狂させているのです。
【辛口派】「最悪最低」「子供の遊び場」なぜ不満が噴出するのか?
一方で、なぜ「最悪最低」というほどの厳しい評価が生まれてしまうのでしょうか。
口コミを分析すると、対象年齢とのミスマッチが原因として見えてきました。
未来館の展示は、その多くが最先端科学をテーマにしているため、内容が高度です。
「小学校中学年には少し難しく、中学生にはとても良い内容でした。」
「文字での解説が多すぎて小さなお友達には難解で退屈と思われます。」
小さなお子さんにとっては、ただボタンを押したりハンドルを回したりするだけの場所になってしまい、「科学には何の興味もない子供が意味もなく…キーキーキャーキャー騒いでいるだけの場所」と、静かに見たい大人たちからの不満に繋がっているようです。
まとめ
日本科学未来館は、その評価が真っ二つに分かれる、非常にユニークな施設でした。
十分な予習と計画を持って、知的好奇心を満たしに訪れれば、そこは日本の科学の粋を集めた、最高の知的エンターテインメント空間となります。
しかし、準備なくして訪れると、ただただ混乱し、不満が残る場所になりかねません。
未来館が示す“未来”は、漫然と待っているだけでは手に入らないようです。しっかりと予習をして、あなた自身の力で、最高の未来体験を掴み取りに行ってみてはいかがでしょうか。