
「店頭に並んだらすぐ無くなる」「1年半越しでやっと買えた」。
無印良品で販売されている、ある“備蓄おやつ”が、その人気の高さからSNSで大きな話題を呼んでいます。
その名も「備蓄おやつ チョコようかん」(950円)。
賞味期限は最長4年半、1本で172kcalを摂取できるという本格的な防災用品でありながら、なぜこれほどまでに人々を熱狂させているのでしょうか?
その秘密を探るべく、実際に購入したユーザーの口コミを徹底調査しました。
「美味しくて備蓄にならない」の声多数!その魅力とは?
この商品の最大の魅力であり、同時に“問題点”として多くの口コミで語られているのが、その美味しさです。
本来は非常時のために備えておくはずが、その味の誘惑に勝てない人が続出しています。
「羊羹もチョコも好きなので、自分好みの味でした。すぐに食べきってしまうので備蓄にならないです(苦笑)」
「備蓄なのに職場でみんなで食べてしまいました笑」
「備蓄用にはもったいない味」
濃厚なチョコの風味となめらかな食感は、非常食のクオリティを遥かに超えているとの声が多数。
また、「羊羹だと子供は嫌厭するかもしれないですがチョコだったら食べてくれそうです」という口コミもあり、災害時に子どもの食が進まない可能性を考える親世代からも、強い支持を得ていることがわかります。
一方で「まずい」の声も…賛否分かれる“リニューアル後の味”
しかし、絶賛の声ばかりでないのが、この商品の面白いところ。
口コミを深く調査すると、「正直、美味しくない」という真逆の意見も数多く見つかりました。
「普通にまずい。高いのにあり得ない。。」
「あくまで備蓄品の味です。」
「リニューアルしてからのものを1本食べてみたら前回より美味しくなく後味がすごく悪い」
特に、味のリニューアルを境に「以前の味の方が好きでした」という声も。
独特の風味を「アルコールみたい」と表現するユーザーもおり、その味はまさに賛否両論。
「美味しすぎて備蓄にならない」という人と、「非常時でなければ食べられない」という人が混在する、不思議な状況が生まれています。
【驚きの事実】まずい派も納得?口コミで判明した“意外な製造元”
では、この論争を巻き起こすチョコようかん、一体どこで作られているのでしょうか?あるユーザーの口コミが、その謎を解き明かす驚きの事実を指摘していました。
「パケ裏のところ、製造所『井村屋株式会社』って書いてあるので、中身は本家と同じかな。」
そう、製造元はあの「あずきバー」や羊羹で絶大な知名度と信頼を誇る「井村屋」だったのです。
これには「知らなかった!」と驚く人も多いのではないでしょうか。
たとえチョコというフレーバーで好みが分かれたとしても、品質は折り紙付き。
この“井村屋製造”という事実が、味に不満を持つ層をも納得させる、隠れた人気の秘密なのかもしれません。
※ただし無印良品専用の仕様で、本家商品と完全に同一ではない可能性あり。
結論として、この商品の人気は、単純な美味しさだけではありませんでした。
「備蓄品なのに美味しい」というギャップ、賛否両論を巻き起こすほどの話題性、そして「井村屋製造」という信頼感。
これらが複雑に絡み合い、人々を惹きつける商品を生み出していたのです。
もし店頭で見かけることがあれば、あなたが「備蓄できる派」か「できない派」か、試してみてはいかがでしょうか。