竹内涼真が熱演する“モラハラ夫”に共感と非難が殺到!夫婦のリアルを描くドラマが話題
俳優の竹内涼真さんが主演を務めるドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が、初回放送の無料配信総再生数が365万回を突破し、SNSで大きな話題を呼んでいます。特に注目を集めているのが、竹内さんが演じる主人公・勝男。家事や育児に非協力的なモラハラ夫を熱演しており、そのあまりのリアルさに、多くの視聴者がざわつきを見せています。
勝男は、共働きで多忙な妻に向かって「俺が稼いでいるんだから、家事は女がやるべき」といった態度を露骨に示す人物です。
劇中では、妻が料理の時短のために顆粒だしを使っているのを見て、「俺は顆粒だしなんて食べられない!」と激怒し、キッチンで妻と口論になるシーンや、手料理の筑前煮に対して「味が濃い」と不満を述べながらも、「完璧な俺の、何がダメだったんだ!?」と逆ギレする様子が描かれています。
これらの言動は、放送直後からSNSで瞬く間に拡散されました。「#筑前煮」がトレンド入りするなど、その反響は凄まじいものとなっています。
SNS上では、勝男の言動に対する「共感」と「非難」が入り混じる多様な声が上がっています。
「うちの夫を見ているのかと思った。勝男は、世の中の『夫あるある』を凝縮したキャラクターだ」
「ドラマだと笑えるけど、リアルだとゾッとする。私にとって勝男はホラーだわ」
「顆粒だしで文句言うの、本当にいるいる。あれは時短の努力を否定しているのと同じだ」
「自分が手伝っているつもりになっているところが一番タチが悪い。『やってあげている感』がリアルすぎて震えた」
特に、中年層や年配層からは、「自分の夫婦生活を振り返ってしまった」といった声が多く寄せられており、家庭内の問題を抱えるビジネスパーソンにとっても、他人事ではない話題として深く響いています。
なぜ、このドラマの“モラハラ夫”がこれほどまでに大きなバズを巻き起こしているのでしょうか。それは、勝男というキャラクターが、特定の誰かを糾弾する「極端な悪役」ではなく、共働き世帯の潜在的な不満や、家事分担における無自覚な価値観のズレを代弁しているからです。
「手伝う」という言葉に隠された「家事・育児は妻の仕事」という無意識の偏見。そして、家事という目に見えにくい労働を評価せず、自己満足に浸る姿は、現代社会における多くの夫婦の間に横たわる、デリケートな問題をあぶり出しています。
ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は、竹内涼真さんの熱演によって、単なるエンターテインメントの枠を超え、現代社会の夫婦関係に鋭いメスを入れています。
この作品は、多くの視聴者にとって自分や家族の姿を投影する鏡となり、無自覚な偏見や、見落としがちな相手への配慮について考えるきっかけとなっているようです。














