資生堂が2025年12月期に過去最悪の最終赤字を計上する見通しを発表
化粧品大手・資生堂が、2025年12月期に過去最悪となる見通しの最終赤字を計上すると発表し、大きな波紋を呼んでいます。特に国内市場においては、低価格帯ブランドの撤退や高価格帯スキンケアへの集中といった経営戦略の迷走が、今回の業績悪化の背景にあると指摘されています。
このニュースに対し、長年の愛用者を含む多くのSNSユーザーが反応を示しました。資生堂がグローバルで高価格帯ブランド「SHISEIDO」や「クレ・ド・ポー ボーテ」などに注力する一方、ドラッグストアなどで手に取りやすかった「エリクシール」などの価格帯が上昇している点について、ユーザーからは複雑な思いが吐露されています。
資生堂は近年、高収益化を目指し、低価格帯の「TSUBAKI」や「専科」の一部事業を売却するなど、いわゆる「マス層」から富裕層へのシフトを進めてきました。しかし、これにより国内の消費者からは「資生堂ブランドが日常使いから遠ざかってしまった」という認識が広がっています。
SNSでは、資生堂の経営判断に対して、消費者目線での厳しい意見や、再建を願う声が混在しています。
「『資生堂は高すぎて買えない』って正直思っちゃう。手の届きやすい価格帯のものが良かったのに。ファンとしては悲しい」
「昔から馴染みのあるブランドが多いだけに、このニュースはショック。『なぜこんなことになった?』と疑問しかない」
「資生堂には頑張ってほしい。もっと日本の良さ、繊細な技術を活かした商品が出てくれることを期待している」
今回の赤字見通しは、単なる財務上の数字だけでなく、消費者の心と密接に関わる化粧品業界において、ブランド戦略と市場のニーズとの間に生じた「ズレ」を浮き彫りにしたと言えるでしょう。
資生堂の戦略は、利益率の高い高価格帯に集中することで、グローバルでの競争力を高めたいという意図が明確です。しかし、国内の消費者にとって、資生堂は長年にわたり、高品質でありながらも身近な存在でした。
低価格帯の撤退は、長年の顧客との接点を失い、結果として「資生堂離れ」を加速させた側面は否めません。














