黒田朝日が「4代目・山の神」を襲名し、亡き仲間への想いを胸に青学大を往路優勝へ導く
2026年1月2日、箱根の山に新たな伝説が刻まれました。第102回東京箱根間往復大学駅伝競走の往路が行われ、青山学院大学が劇的な逆転劇で見事に往路優勝を飾りました。その主役となったのは、当日変更で5区の山登りに起用された絶対エース、黒田朝日選手です。
首位と3分25秒差の5位でタスキを受けた黒田選手は、序盤から異次元の走りを見せました。先行する実力者たちを次々と抜き去り、残り1.5キロ地点でついに首位を奪還。これまでの記録を大幅に塗り替える1時間7分16秒という驚異的な区間新記録を叩き出し、順大の今井正人さん、東洋大の柏原竜二さん、青学大の神野大地さんに続く「4代目・山の神」の称号を不動のものにしました。
今回の青学大の勝利には、記録以上の深い意味がありました。2025年2月、4年生世代の仲間であった皆渡星七さんが悪性リンパ腫のため、21歳の若さでこの世を去りました。原晋監督が掲げた「輝け大作戦」には、選手一人ひとりが輝くと同時に、皆渡さんが「星」となってチームを見守ってほしいという願いが込められていたのです。
SNSでは、黒田選手の圧倒的な走りとチームの絆に感動する声が溢れています。
「黒田朝日の走りはまさに神がかっていた」
「亡くなった皆渡さんの想いも一緒に山を登っていた気がする」
「これぞ箱根駅伝というドラマを見せてもらった」
「原監督の予言通り、本当に朝日が箱根を照らした」
「青学の4年生たちの絆の強さに涙が止まらない」
今大会、1区での出遅れという苦しい展開からのスタートでしたが、黒田選手をはじめとする各選手が粘り強くタスキをつなぎました。原監督は以前から黒田選手の上り適性を高く評価しており、夏合宿での驚異的なタイムを根拠に、彼が5区を走ればとんでもないことになると予言していました。その名将の期待に、黒田選手は最高の形で応えたことになります。
友の遺志を胸に、自らの足を極限まで追い込んで掴み取った往路優勝。
歴史に名を刻んだ「4代目・山の神」の誕生は、単なるスポーツの記録を超え、多くの人々の心に深く刻まれるものとなりました。














