有権者を二分する極端なラベリング、テレビ番組の謝罪も「意図的」と不信感募る
衆議院解散という国家の命運を分ける重要な局面を前に、ある情報番組が放映した内容が大きな波紋を広げています。22日に放送された番組内では、各政党が目指す日本の国家像を比較する際、あろうことか「優しくて穏やかな日本」と「強くてこわい日本」という、著しく客観性を欠いた二つのカテゴリーを設定しました。フリップを用いて政党をこのどちらかに振り分けるという、政治報道としてはあまりに稚拙で、作為的な演出が行われたのです。
この放送直後から、SNS上では番組の姿勢を疑問視する声が噴出しました。事態を重く見た番組側は、放送中にアナウンサーが「誤解を招くような表現があった」として訂正と謝罪を行いましたが、一度放たれた言葉と映像の影響は計り知れません。
参政党の神谷宗幣代表は23日、自身のXを更新し、この騒動に対して明確な怒りを表明しました。神谷氏は、番組側が謝罪で幕引きを図ろうとしていることに対し、到底納得できないという姿勢を露わにしています。単なる「誤解」ではなく、視聴者の印象を操作しようとする「意図」があったのではないかと指摘し、徹底抗戦の構えを見せました。
この問題に反応したのは神谷氏だけではありません。日本維新の会の藤田文武共同代表も、自党が「こわい」側に分類されたことに驚きと憤りを隠せず、SNSで苦言を呈しています。政策の是非を問うのではなく、感情に訴えかけるような形容詞で政党を色分けする手法は、公平公正を期すべき報道機関として、その見識が厳しく問われる事態となっています。
SNS上では、有権者から厳しい批判の言葉が相次いでいます。
『テレビがこんな露骨なレッテル貼りをするなんて、もはや報道ではなくプロパガンダだ』
『優しければ良い、強ければ怖いという短絡的な思考を視聴者に植え付けようとしている』
『放送法における政治的中立性はどこへ行ったのか。謝罪すれば済むという問題ではない』
『こうした偏った情報に流されず、自分たちで一次情報を確認しなければならないと痛感した』
選挙は、国民が各政党の政策を吟味し、自らの意思で未来を託す神聖な場です。それをサポートすべきメディアが、特定のイメージを植え付けるような演出を行うことは、民主主義の根幹を揺るがしかねません。
番組側は「誤解」という言葉で濁すのではなく、なぜこのような恣意的なカテゴリー分けが企画として通り、放送に至ったのか、その経緯を真摯に説明する責任があるのではないでしょうか。














