自分は動かない「指示出し先輩」が、上司に詰められた話
職場に必ず一人はいる、自分では動かないくせに口だけは達者な先輩。
その日も私は、そんな先輩からの理不尽な指示に振り回されていました。
「おい、そこはもっとこうしろよ。俺の言った通りにやればいいんだ」
デスクにふんぞり返り、スマホをいじりながら指図を飛ばす先輩。
「でも、そのやり方だと二度手間になりませんか……?」
「いいから黙って動け。俺のやり方が一番効率的なんだよ」
反論を許さない高圧的な態度。
溜まっていく一方のストレス。
仕方なく、私は言われた通りの非効率な作業を黙々と進めるしかありません。
突然現れた「救世主」
そこへ通りかかったのが、私の上司。
私の手元をじっと見つめ、怪訝な表情を浮かべます。
「……ちょっと待って。君、なんでそんな非効率なやり方をしてるんだ?」
「えっ、あ……」
困惑する私に、上司からの鋭い質問。
「そのやり方、一体誰に教わった?現場の基本と全然違うだろう」
これ幸いと、私は正直に打ち明けることに。
「先輩から『この通りにやれ』と指示をいただいたので、その通りに進めています」
崩れ去った先輩のプライド
その瞬間、上司の鋭い視線が先輩へと突き刺さりました。
「おい!お前、後輩に何を教えてるんだ?現場のルールを全く理解していないじゃないか!」
慌てて立ち上がる先輩。
しかし、上司の追及は止まりません。
「自分の古いやり方を押し付けて、現場を混乱させてどうする。お前自身、さっきからスマホばかり触って何もやっていないじゃないか。新人に丸投げして楽をしたいだけだろう!」
さっきまでの威勢はどこへやら。
先輩は顔を真っ赤にし、ただひたすら頭を下げるばかり。
「い、いえ、それは……申し訳ありません……すみません……」
蚊の鳴くような声で謝罪を繰り返すその姿は、あまりにも情けなく、そして滑稽でした。
最高の結末
遠巻きにその光景を眺める私。
あんなに偉そうに指図していた人間が、本物の実力者の前で小さく萎縮している。
その対比が面白くて、胸のすくような思いです。
「……ざまあみろ」
心の中で呟いた、小さなガッツポーズ。
その後、先輩は上司に連行され、別室でたっぷりとお説教。
戻ってきたときには、すっかり毒気が抜けて別人のように静かになっていました。
不条理な指示から解放され、久しぶりに晴れやかな気分で仕事に取り組めた、最高の一日。
あんなに気持ちの良い瞬間は、後にも先にもありません。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














