「毎回きちんとお金入れてる?」無人販売システムのお金が足りず、私を疑う同僚。だが、犯人はその同僚と発覚、盗みを働いていた理由とは?
泥棒扱いする女性
私の職場には、ちょっとした楽しみがあります。それは休憩室に設置された「お菓子コーナー」。
箱に代金を入れて、好きなお菓子を買う無人販売のシステムです。
「疲れた時のチョコって最高だよね」
「わかるー、午後も頑張ろうってなる」
同僚とそんな話をしながら小銭を入れるのが、私のささやかな息抜きでした。
でも、ある時から不穏な空気が流れ始めます。どうやら、在庫の減り方と箱の中のお金が合わないようなのです。
「ねえ、また計算が合わないみたいよ」
「えっ、誰かがお金入れずに持っていってるってこと?」
ざわつく社内。
そんな中、ある一人の女性社員が、私を含む数名に疑いの目を向けてきました。
「あなたたち、よくあそこで盛り上がってるわよね?本当に毎回きちんとお金入れてる?」
「えっ、入れてますよ! 失礼なこと言わないでください」
「ふーん。でも、タイミング的に怪しいのよねぇ……ちゃんと監視したほうがいいんじゃない?」
彼女はことあるごとに、私たちを犯人扱いするような発言を繰り返しました。
やっていないことを疑われるのは、本当に気分の悪いものです。休憩室に行くのすら億劫になりかけていました。
犯人は…
しかし、悪事はいつかバレるもの。
ついに犯人が特定されたのです。
その犯人とは……なんと、私たちを執拗に疑っていたあの彼女でした!
現場を押さえられ、言い逃れできなくなった彼女は、人目もはばからずその場で泣き崩れました。
「うわあああん! ごめんなさい!」
「なんでこんなことしたの!? 他の人を疑うようなことまで言って」
「だ、だって……子どもが……子どもがここのお菓子好きで、どうしても持って帰りたくて……ううっ……」
「子どものため」と言いながら大号泣して暴れる姿に、周囲はもうドン引きです。
結局、彼女は居づらくなったのか、そのまま会社を辞めることになりました。
「まさか、一番騒いでた本人が犯人だったなんてね」
「本当だよ。自分の罪を隠すために私たちを攻撃してたのかな」
濡れ衣が晴れた安堵感と、あまりにも身勝手な理由への呆れ。
でも何より、あの嫌な視線から解放されたことで、職場の空気は一気にスッキリしました。
今日のお菓子は、いつもより美味しく感じそうです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














