
保守論壇の重鎮二人がついに決別。日本保守党の行方を占う舌戦の果てに
日本保守党の代表を務める作家の百田尚樹氏と、かつて同党への支持を公言していた大王製紙元会長の井川意高氏。この二人の間に修復不可能な亀裂が生じていることが明らかになりました。事の発端は、衆院選の結果を受けた党の将来に関する井川氏の厳しい指摘でした。
井川氏が、今のままでは日本保守党は5年後には消滅していると断言。これに対し、百田氏は党がなくなっても日本さえ残ればいいといった趣旨の投稿を行い、自身の愛国心を強調しました。しかし、この発言が火に油を注ぐ結果となります。井川氏は、票を投じた有権者やボランティアの努力を台無しにする行為であり、組織のリーダーとして万死に値すると猛反発しました。
これを受けた百田氏は、言葉尻を捉えた揚げ足取りであると一蹴。ついには井川氏をミュート、つまり自身の視界から遮断することを宣言しました。さらに百田氏は、相手を歪んだ愛を持つストーカーに例えるなど、かつての戦友とも言える相手に対し、容赦のない言葉を浴びせています。
SNS上では、この泥沼の争いに対し多くの意見が飛び交っています。
『百田さんの言い分もわかるが、党首として言葉が軽すぎるのではないか』
『井川さんは熱心に応援していただけに、裏切られた気持ちが強いのだろう』
『大人がネット上で公開喧嘩をする姿は見苦しい。日本の未来を語るならもっと建設的な議論をしてほしい』
『結局は似た者同士。お互いにプライドが高すぎて歩み寄ることは不可能だろう』
一国の政治を担おうとする政党のトップと、それを支えた経済界の著名人。両者の対立は、単なる個人の感情論に留まらず、党の支持基盤を揺るがしかねない事態へと発展しています。
百田氏は「日本を守りたい」と主張しますが、その器となる組織のガバナンスが問われているのは間違いありません。一方の井川氏も、かつての応援姿勢から一転して「クソクズ」と罵倒する豹変ぶりを見せており、どちらに理があるのかは支持者の間でも意見が分かれるところでしょう。
他者からの批判をミュートという形で封じ込める姿勢が、民主主義を掲げる政党のリーダーとして適切なのか。この騒動は、日本の保守層が抱える脆さと、SNS時代の政治のあり方に一石を投じています。
かつての絆が憎悪に変わる瞬間を、私たちは今、目の当たりにしているのかもしれません。














