「やっておいてくれる?」と定時間際に急ぎの仕事を振る先輩。だが、メールの宛先に上司をこっそり入れた結果
定時間際の悪夢。まさかの仕事の押し付け!
時計の針は17時50分。終業時間まであとわずか10分。
今日は仕事の後に楽しい予定が控えており、心の中でそわそわと帰り支度を始めていた私。
そんな私のささやかな喜びを見事に打ち砕いたのは、いつもイジワルな先輩でした。
「ねえ、ちょっといいかしら?」
「はい、何でしょうか?」
私のデスクに、どさりと置かれた分厚いファイルの山。
「これ、明日の朝イチの会議で使う資料なんだけど。ちょっと急ぎの別件が入っちゃって手が回らないのよ。あなた、やっておいてくれる?」
「えっ……明日の朝イチですか?もう定時ですが……」
「そうよ。明日までだから、よろしくね!」
こちらの都合など一切お構いなし。なんと先輩は、そのまま自分のデスクに戻って帰り支度を始めたではありませんか。
完全に、自分の仕事を私に丸投げする気です。
(またか……。でも、ここで文句を言っても言い合いになるだけ)
怒りで震える手をぐっと抑え、私はある作戦を思いつきました。
メールの宛先に入れたのは
パソコンに向かい、先輩宛てに素早くメールを作成。
『お疲れ様です。明日の会議資料の件、承知いたしました。ご指示通り進めておきます。』
文面は、あくまで従順な後輩からの業務連絡。
しかし、送信ボタンを押す前に、宛先の「BCC」欄へこっそりと追加したのは……部長のメールアドレス。
これで先輩に知られることなく、この理不尽な業務指示の証拠がそのまま部長の目に入るというわけです。
「ふふっ。明日が楽しみ」
その日はきっちり残業して資料を仕上げ、少し遅れて退社。
そして、運命の翌朝。
出社して間もなく、静かなフロアに部長の厳しい声が響き渡りました。
「おい! 君は自分の仕事を後輩に丸投げしたのか!」
「えっ、あ、いや、それは……その……」
「昨日、あの時間に君は帰っていただろう。定時間際に後輩に仕事を押し付けて、自分はさっさと帰るとはどういうことだ!」
顔を真っ赤にして、しどろもどろになる先輩。
どうやら、部長は私のメールを見て、先輩の悪質な振る舞いをすべて察知してくれたようです。
チラッとこちらを見た先輩の目は、怒りで限界まで釣り上がっていました。
でも、私は一切気にせず、涼しい顔でパソコンの画面を見つめるだけ。
(あー、すっきりした!)
いつもネチネチと嫌な思いをさせられていた先輩への、これ以上ない最高の意趣返し。
今回ばかりは、本当に胸がスカッとする痛快な朝の出来事でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














