「保険があるから心配いらんよ」車をぶつけるも免許返納を拒む父→「大事な相談がある」と呼び出した父の身勝手な提案とは
「名義を変えればいい」という、信じがたい提案
実家に帰るたび、嫌でも目に入ってしまう父の車の擦り傷。
「お父さん、またここぶつけたの?かなり凹んでるよ」
問いかける私に、父はバツが悪そうに笑いながら、いつものセリフを繰り返すばかり。
「ああ、ちょっとカスっただけだ。同級生の車屋に預ければすぐ綺麗になる。保険があるから心配いらんよ」
返ってくるのは、そんな楽観的な言葉。
私は何度も免許の返納を勧めてきましたが、父は頑固に耳を貸そうとしません。
ある日、父から「大事な相談がある」と呼び出されました。
てっきり返納の決意を固めたのかと思いきや、飛び出したのはあまりに身勝手な提案でした。
「実はな、保険を使いすぎて俺の名義じゃもう更新が厳しいんだ。そこでだ、車と保険の名義をお前の名前に変えようと思う」
「……えっ?私の名前を使うってこと?」
あまりの衝撃に、言葉が詰まりました。しかし、父は得意げに続けます。
「車屋のあいつも『それが一番いい。娘さんの名前なら安く入り直せる』って言ってるんだ。同級生のプロが勧めてるんだから、間違いないだろう」
父の幼馴染だというその車屋さんは、父が事故を起こすたびに保険で修理を繰り返してきた張本人。
あろうことか、今度は娘の私を巻き込んでまで、父にハンドルを握らせ続けようというのです。
安全よりも「商売」を優先する大人たちへの憤り
私はこみ上げる怒りを抑えられませんでした。
「お父さん、それっておかしいよ! 何度もぶつけるのは、運転がもう限界だって証拠でしょ? 名前を変えてまで乗り続けるなんて、絶対に認められない」
「でもな、あいつは俺の親友なんだ。俺の不便を思って知恵を貸してくれてるんだよ」
「その人は、お父さんに車を維持させて、修理代を稼ぎたいだけじゃないの?もし大きな事故を起こしてからじゃ遅いんだよ!」
必死の訴えも虚しく、父は納得がいかない様子で不機嫌そうに黙り込んでしまいました。
自分の衰えを認めず、小手先の誤魔化しでハンドルを握り続けようとする父。
そして、そんな危うい高齢者に「名義変更」という悪知恵を授ける、無責任な車屋。
家族の切実な願いよりも、自分たちの都合や“友情”が優先される現状。このやり場のないモヤモヤは、一体どこへぶつければいいのでしょうか。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














