看護師1年目。「なんで分からないの?」と風当たりが強い先輩。だが、勉強会での出来事で胸が救われた話
「なんで分からないの?」泣かされる日々
念願叶って働き始めた、看護師1年目。覚えることは山のようにあり、毎日が緊張の連続です。
そんな私たちの前に立ちはだかったのが、病棟を牛耳る、とあるベテランの先輩でした。
その先輩は、とにかく新人に対して風当たりが強いことで有名。少しでもミスをしたり、質問に即答できなかったりすると、容赦ない言葉が飛んできます。
「ねえ、なんでこんなことも分からないの?」
「学生時代、一体何を勉強してきたわけ?」
ナースステーションに響き渡る、冷たい声。萎縮して言葉に詰まっていると、さらに追い討ちをかけられます。
「この程度のことできないなら、看護師として失格だよ?」
その鋭い言葉の刃に、私を含め、同期たちはこれまでに何度も隠れて泣いていました。先輩とシフトが被る日は、出勤前からお腹が痛くなるほど。私たちにとって、まさに恐怖の対象でした。
形勢逆転!勉強会での痛快な一撃
そんな重苦しい日々が一変したのが、病棟全体で行われたある日の勉強会でのこと。
その日は、患者さんの複雑な症状から原因を読み解き、最適なケアを導き出すという、少し難易度の高い事例についての話し合いでした。
進行役の師長さんが、ふいにあの先輩を指名。
「これについて、あなたはどう考える?」
いつもは自信満々な先輩。しかし、この時は違いました。
「えっと、それは……おそらく、その……」
なんと、しどろもどろになり、明確な答えを出すことができなかったのです。気まずい沈黙が流れる会議室。その時、空気を切り裂くようにピッと手が上がりました。
「はい!私、答えてもいいでしょうか」
声を上げたのは、いつも先輩に一番ひどく怒られていた私の同期。師長さんに促されると、同期は堂々と立ち上がり、すらすらと話し始めました。
「現在の症状とデータから推測すると、主な原因は○○だと考えられます。したがって、まずは優先して××の対応を行うべきです」
それはもう、教科書のお手本のような、非の打ち所がない完璧な回答。師長さんも「その通りね、素晴らしい視点よ」と大きく頷きました。
そして次の瞬間。同期はゆっくりと先輩の方を振り返り……満面の「ドヤ顔」を向けたのです。
先輩は顔を真っ赤にして、ただ俯くしかありません。
あんなに恐ろしかった先輩が、新人にぐうの音も出ないほど論破された瞬間。その胸のすくような光景に、私は心の底からスカッとしました。あの時の同期の誇らしげな顔は、今思い出しても最高の気分です。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














