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2026.04.11(Sat)

同じ料金なのに妻の料理だけ質が悪い?SNSで波紋を広げる飲食店や旅館の「配膳格差」と令和の価値観

飲食店や旅館で今も続く女性は少なめという暗黙の掟と令和の価値観

せっかくの夫婦での外食、同じメニューを注文したはずなのに運ばれてきた料理に明らかな差があったら、あなたならどう感じますか。現在SNSでは、夫婦やカップルで食事に訪れた際、女性側の料理だけが夫のものより質が劣っていたり、量が少なかったりするという、いわゆる配膳格差を告発する投稿が相次ぎ、大きな議論を呼んでいます。


かつて高級店で配膳のアルバイトをしていたという人物は、料理長から盛り付けの出来が良い方を男性に出すよう指示された経験を明かしました。その理由は、女性はあまり文句を言ってこないからという、耳を疑うようなものでした。また、ある定食屋では店長の指示により、女性のご飯をマニュアルで半量にしていたという証言も飛び出しています。


ネット上ではこの問題に対し、多くの意見が寄せられました。


『同じメニューを頼んで、同じお金を払ってるなら、同じ量、同じサービスじゃないとおかしいでしょ』
『女性は半分盛りは酷いな。値段一緒なんでしょ?』


このように、対価を支払っている以上、性別で勝手に内容を判断されることに強い拒否感を示す声が目立ちます。一方で、飲食店側がよかれと思って配慮しているケースもあり、ビールを頼んだ夫の前にサービスのおつまみが置かれ、甘いカクテルを頼んだ妻の前にデザートが置かれるといった、ステレオタイプな思い込みによる入れ違いも頻発しているようです。


こうした風潮の背景には、古くから日本に根付く、女性は少食でしとやかであるべきだという美徳や、男性をたてるという旅館文化の影響があるのかもしれません。しかし、現代においてそれは配慮ではなく、選択肢を奪う押し付けになりかねません。


『女性は直接は文句言わないけど口コミとかSNSに画像アップする女性の方が圧倒的にやるから、そういう差別は地味に響く気がする』


という指摘があるように、今の時代、こうした不平等な扱いは瞬時に拡散され、店の信頼を大きく損なうリスクを孕んでいます。


もちろん、食べ残しを防ぎたいという店側の事情も理解できます。しかし、それならば『ご注文のお客様はどちらですか?』と一言確認するか、最初からライスの量を選べるシステムにするのがスマートではないでしょうか。


性別というフィルターを通さず、目の前の一人ひとりの客に向き合う。

 

そんな当たり前のサービスが、これからの飲食店にはより一層求められていきそうです。

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