「やっぱり、行かないわ」とドタキャンしたママ友→何事もなかったように振る舞う姿に感じたこと
朝に届いたキャンセルの連絡
引っ越して間もない頃、社宅と幼稚園が同じで、自然と仲良くなったママ友がいた。
新しい環境に慣れない時期で、話しかけてくれる存在はありがたかった。
子ども同士も気が合うようで、行き帰りも顔を合わせる機会が多かった。
幼稚園の茶話会に「一緒に行こう」と誘ってくれたのは彼女だった。参加するかどうか迷っていたので、誰かと一緒なら心強いと思い承諾した。
当日の朝、スマートフォンが鳴った。
「やっぱり、行かないわ」
嫌いなママさんが来ると分かったため、気が変わったという。
人数分のお菓子や飲み物が用意されている以上、今さらの欠席は主催者に申し訳ない。
私一人でも参加するべきか、一瞬迷った。
でも連絡なしで欠席するほうが失礼に思えて、結局一人で向かうことにした。
会場では既にいくつかの輪ができていた。話題は幼稚園の行事や役員の話ばかりで、背景を知らない私には入り込む糸口が見つからなかった。
聞こうとしても、会話の流れを止める雰囲気でもない。
誰かと目が合うたびに笑顔を返した。でも途中から、その笑顔も少しずつしんどくなった。
結果的にほとんど声を発さないまま時間が過ぎた。帰り道、何とも言えない疲れが残った。
何事もなかったように振る舞われた
後日、茶話会の様子をそのまま伝えた。どんな雰囲気だったか、誰が来ていたか。
「居心地悪そうだね」
彼女の口から出た言葉はそれだけだった。
「茶話会ってそういう感じなんだね」と続き、自分が突然キャンセルしたことには一切触れなかった。
謝罪はなかった。翌日も変わらず話しかけてくる。何もなかったかのような笑顔で。悪意があるとは思わない。ただ、自分の感情が優先されると周囲への影響が見えなくなる人なのだ、とわかった。
誘っておいて直前にキャンセルするのも、知らない輪の中に一人で行かせることへの想像力も、彼女の中にはないのかもしれない。
感情が動けば行動し、落ち着けば何もなかったことにする。そういうサイクルが彼女のやり方なのだろう。
社宅という環境では距離を置くにも限界がある。かといって以前と同じ付き合い方は難しい。表向きは穏やかに、でも深く関わらないように。これからどう関わればいいのか、まだ答えが出ないでいる。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














