tend Editorial Team

2026.07.17(Fri)

「月謝は5万のクラスなのよ」子供の成長を見下してくるママ友。だが、穏やかに黙らせた瞬間

「月謝は5万のクラスなのよ」子供の成長を見下してくるママ友。だが、穏やかに黙らせた瞬間

いつも進度で比べてくるママ友

子ども同士が同じ教室に通っている縁で親しくなったママ友は、いつも我が子の成長を軸に話を進める人でした。

「おたくの子、まだそのレベルなの?うちはもう一つ上に進んだのよ」

会えば必ず、できることの数や進み具合を比べてきます。

「月謝は5万のクラスなのよ」

彼女はそう言って、鼻を高くしました。

それくらい払わないと、ちゃんとした先生には見てもらえないのだそうです。

私が「そうなんですね」と返すと、満足そうに続けました。

「安いところに通わせても、結局伸びないわよ。かわいそうでしょ、子どもが」

悪気がないぶん、聞いているとじわじわ気持ちがすり減っていきます。

ほかのお母さんたちも、彼女の前では笑ってやり過ごすしかない様子でした。

別の日には、我が子の描いた絵を見て、こう言い放ちました。

「うちの子なら、もっと上手に描けるわ。やっぱり通わせてる教室の差ね」

そのたびに私は「そうですね」と受け流していました。でも、心のどこかで、うちの子が否定されているようで、ずっと引っかかっていたのです。

穏やかに、でもはっきりと

ある日の帰り際、彼女はうちの子を見ながらこう言いました。

「この子、まだこんなこともできないの?うちなら考えられないわ」

さすがに聞き流せませんでした。

私は声を荒らげず、穏やかに、それでもはっきりと返しました。

「うちの子には、うちの子の速さがあります。今のこの子で、私は十分だと思っています」

彼女は目を見開いて、言葉に詰まりました。

「…そういう意味で言ったんじゃ」

「わかっています。でも、比べてお互いを測る必要は、ないですよね」

いつも勝ち誇っていた彼女の表情が、みるみるこわばっていきます。

何か反論しようとして、けれど続く言葉が出てこず、ぎこちなく目をそらしました。

それを見ていた別のお母さんが、そっと口を添えます。

「金額とか進度じゃないですよね。うちも、この子のペースを大事にしたいです」

その言葉に、別のお母さんも小さく手を叩きました。

「ずっと言えずにいたこと、代わりに言ってもらえた気分です」

周りの何人かが、静かにうなずきました。

彼女は「……そうね、ごめんなさい」と小さくつぶやいて、逃げるように帰っていったのです。

次に会ったとき、彼女はもう月謝の額も進度も口にしませんでした。

気まずそうに会釈をして、当たり障りのない世間話をするだけ。見下すような比較が消えて、その場の空気はずっと軽くなったのでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.10.16(Fri)

「お宅に迷惑かけてないでしょ」玄関前にゴミ袋を置き続けた隣人。退去の日、管理会社が確認した床の汚れと写真
tend Editorial Team

NEW 2026.10.16(Fri)

「今日は、何が出てくるの?」義父が今でも笑って聞く理由。印鑑探しの途中で義母が見つけた思わぬ物
tend Editorial Team

NEW 2026.10.16(Fri)

「半額にするのが常識だろ」2割引の弁当を持って怒鳴った男性。だが、店長に壁の時計を指さされて黙った瞬間
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.07.27(Mon)

「毎晩、ロビーで待っているんです」女性フロアまでついてくる寮の同居人。我慢出来ずに寮の担当者に相談した結果
tend Editorial Team

2026.01.20(Tue)

「皆無に近いと思う」「泥舟に乗る人なんているのか」と否定的な声も。立憲民主党・野田佳彦代表、新党の理念に共感する、自民党...
tend Editorial Team

2026.08.24(Mon)

「その業者はやめろ、うちで決めるから」家を建てる話まで決められていた私たち。だが、初めて断った瞬間
tend Editorial Team