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2026.10.12(Mon)

「えっ、それ顔に塗ったのか?」初めて乳液を使ったつもりの私。歯磨き中の父が明かしたボトルの正体に赤面

「えっ、それ顔に塗ったのか?」初めて乳液を使ったつもりの私。歯磨き中の父が明かしたボトルの正体に赤面

泡立った乳液を信じていた夜

20年以上、顔の手入れといえば洗顔くらいしかしてこなかった私。

そんな私が乳液に興味を持ったのは、職場の先輩の話がきっかけでした。

乳液を塗ると肌がしっとりして、翌朝の化粧のりも変わるというのです。

「そんなに違うなら、私も試してみようかな」

その日の夜、両親と暮らす家の洗面所で、母の乳液を借りることにしました。

洗面台には白いポンプ式のボトルが2つ並んでいます。どちらにも小さな文字が書かれていましたが、よく確認せず、左側が乳液だと思い込みました。

「お母さん、洗面所の白いの、ちょっと借りていい?」

台所から「いいわよ」と返事が聞こえます。

私は左側のポンプを2回押し、出てきた白い液体を顔に伸ばしました。

ところが、塗っているうちに、うっすらと泡が立ってきたのです。

「あれ?乳液って泡が出るものなの?」

少し不思議でしたが、普段から化粧品を使わない私には、何が普通なのかも分かりません。

そのうち頬がつっぱるような感覚までしてきましたが、「こういうものなのかな」と深く考えず、そのまま眠ってしまいました。

父のひと言で明らかになった正体

翌朝、洗面所に行くと、父が鏡の前で歯を磨いていました。

私は父の隣に立ち、自分の顔を鏡で確かめました。

「ねえ、昨日さ、初めて乳液を塗ってみたんだけど。何か違わない?」

父は歯ブラシを動かしながら、鏡越しに私の顔を見ました。

しかし、首をかしげるばかりです。

「ほら、これ。昨日使ってみたの」

私が左側のボトルを指さすと、父の手がぴたりと止まりました。

口から歯ブラシを出すと、ボトルと私の顔を交互に見ています。

「えっ、お前、それ顔に塗ったのか?」

「うん。何で?」

「いや、それ乳液じゃないぞ。父さんが庭仕事のあとに使ってる、手洗い用のせっけんだよ」

「……えっ?」

一瞬、何を言われたのか分かりませんでした。

「でも、白かったし…」

「泡が出ただろ?」

「出た。ちょっとだけ」

「そりゃ、せっけんだからな」

私は慌ててボトルの文字を確認しました。

確かに、そこには手洗い用のせっけんだと書かれています。

鏡を見ると、頬は少し赤く、肌もつっぱったまま。

しっとりするどころではありません。

私たちの声を聞いた母も、台所から洗面所へやってきました。

事情を聞いた母は、思わず吹き出してしまいました。

「ちょっと、ちゃんと見て使いなさいよ。白いのって言うから、乳液のことだと思ったじゃない」

「だって、まさか隣がせっけんだなんて…」

「泡が出た時点で気づきなさいよ」

母にそう言われ、私も返す言葉がありませんでした。

私は顔を水で洗い直し、今度こそ右側の乳液を使いました。

その夜、父は間違えないようにと、太いペンで左のボトルに「手」、右のボトルに「顔」と大きく書いてくれました。

1週間後、今度は父が…

それから1週間後の朝のことです。

私が台所で母とお茶を飲んでいると、洗面所から父の嬉しそうな声が聞こえてきました。

「おい、今日はずいぶん手がしっとりするぞ!」

何事かと思い、母と一緒に洗面所をのぞきました。

すると父は、鏡の前で手のひらを眺めています。

その片手が置かれていたのは、大きく「顔」と書かれた乳液のボトルでした。

「お父さん、それ顔用の乳液だよ」

父の手元を見ながら、私は思わず言いました。

「しかも、その字、自分で書いたよね?」

顔用の乳液を手に使っても問題はありません。それでも、あれほど分かりやすくラベルを書いてくれた父が、今度は手のしっとり具合に喜んでいるのがおかしくて、母と私は笑ってしまいました。

せっけんを乳液と間違えた私も、乳液を手に塗って喜ぶ父も、どうやら似た者親子のようです。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※手洗い用せっけんなど、顔への使用を想定していない製品を誤って顔に使用した場合は、すぐに水またはぬるま湯で十分に洗い流してください。赤みや刺激などの症状が続く場合は、皮膚科医に相談してください。製品は必ず用途や使用方法を確認してから使用しましょう。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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