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2026.10.23(Fri)

「公園なんだし、少しくらい大丈夫でしょ」3歳くらいの息子を残して買い物へ。だが、母親が事務所で言葉に詰まった理由

「公園なんだし、少しくらい大丈夫でしょ」3歳くらいの息子を残して買い物へ。だが、母親が事務所で言葉に詰まった理由

「ここで待っててね」と母親は出ていった

昼すぎ、近所の大きな公園で休んでいたときのことです。

広場では何組かの親子が遊んでいて、奥には管理事務所がありました。

そこへ、3歳くらいの男の子を連れた母親がやってきました。

母親は広場の真ん中で足を止め、男の子に声をかけました。

「ちょっとコンビニに行ってくるね。ここで待ってて」

そのまま広場を出ていく姿を見て、私は思わず目で追ってしまいました。

近くの大人に預ける様子もありません。

男の子はその場に立ったまま、母親が出ていった方を見つめていました。

しばらくすると落ち着かない様子で何度も出口に目を向け、ついに声を上げて泣き始めたのです。

私はそばへ行ってしゃがみ、声をかけました。

「どうしたの。ママ、まだ戻ってこないね」

周りにいた母親たちも気づき、近くに集まってきました。

「大丈夫だよ。一緒に待っていようね」

一人の母親が小さなぬいぐるみを持たせると、男の子は少し泣きやみました。

それでも出口を見るたびに、また涙を浮かべます。

母親が出ていってから40分以上。待っているだけではいけないと思い、私たちは男の子を広場の奥にある管理事務所へ連れていきました。

事情を聞いた作業着のスタッフが、迷子として預かってくれました。

戻ってきた母親と、スタッフの一言

広場に戻ってしばらくすると、コンビニの袋を下げた母親が姿を見せました。

さっきまで男の子が立っていた場所を見回し、近くにいた私に声をかけてきます。

「ごめんなさい、うちの子、どこかで見てませんか?」

「管理事務所で預かってもらっています」

私が事務所を指さすと、母親は戸惑ったような顔をして、そちらへ歩いていきました。

私たちも後ろから見守りました。

事務所のガラス戸の向こうには、泣きやんだ男の子が座っていました。

入口にいた作業着のスタッフを見て、母親は不満そうに口を開きました。

「勝手に連れていかないでくださいよ。公園なんだし、少しくらい大丈夫でしょ」

スタッフは声を荒らげず、母親に伝えました。

「お一人で泣いていたので、こちらで保護しています」

母親は一瞬黙りました。スタッフが続けます。

「小さなお子さんを、ひとりにしないでください。お名前と連絡先もお願いします」

「……はい」

母親は袋の持ち手を握り直し、スタッフに案内されて事務所に入っていきました。

しばらくして、母親と手をつないだ男の子が出てきました。二人が私たちの前を通り過ぎるとき、男の子が振り向いて小さく手を振りました。

「ばいばい」

私も手を振り返しました。男の子が無事に母親のもとへ戻れて、ようやく胸をなで下ろしました。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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