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2026.10.03(Sat)

息子「議事録係です。よろしくお願いします」→突然始まった家族会議、発端は私の誤送信だった

息子「議事録係です。よろしくお願いします」→突然始まった家族会議、発端は私の誤送信だった

送信した直後、家族のグループだと気づいた

今から3年前、40代だった私は、夜まで会社に残って翌日の会議の準備をしていました。

気づけば窓の外はすっかり暗くなっています。

上司からは、会議の開始時間が決まったら知らせるように言われていました。会議室の予約を確認すると、空いていたのは10時からの枠だけでした。

私は携帯電話を開き、明日の会議が10時からになったことを伝える短いメッセージを打ちました。

そして、ほとんど確認せずに送信。

ところが、送った直後に画面を見て手が止まりました。

送り先は上司ではなく、妻と中学生の息子と私の3人で使っている家族のグループだったのです。

慌てて取り消し操作をしましたが、その直前に妻から返信が届きました。

「了解しました。明日の会議、10時ですね」

続いて、息子からも届きます。

「10時の会議、議事録も作ります」

二人とも完全に面白がっているのが伝わってきて、私は会社の机で思わず笑いそうになりました。

上司には改めて正しい内容を送り直し、家に帰るころには「明日になれば、もうこの話も終わっているだろう」と思っていました。

翌日の食卓で、本当に会議が始まった

次の日の夜、家に帰ると、食卓には夕飯が並び、妻と息子がすでに席に着いていました。

二人とも昨夜の誤送信には触れません。私も何も言わず、いつものように席に着きました。

すると妻が急に背筋を伸ばし、少しかしこまった声で言いました。

「それでは、会議を始めます」

見ると、息子はノートを開き、ペンまで持っています。

「議事録係です。よろしくお願いします」

どうやら昨夜の話は、まったく終わっていなかったようです。

妻が持ち出した議題は、「日曜日にどこへ出かけるか」でした。

二人が真面目な顔でこちらを見るので、私も笑いをこらえて姿勢を正しました。

「では……山のほうの公園を提案します。お弁当つきで」

妻が息子に目を向けます。

「異議はありますか」

息子はノートに何かを書きながら答えました。

「ありません」

こうして日曜日の予定はあっさり決定しました。

そこで私は、つい仕事の調子で言ってしまったのです。

「じゃあ、細かいことは明日の会議で」

その瞬間、妻と息子が同時に吹き出しました。

「明日の会議」が、わが家の合言葉に

それ以来、わが家では「明日の会議」がちょっとした合言葉になりました。

家族で何かを決めるときには妻が「それでは、会議を始めます」と言い、息子がノートを開きます。

議事録係は一度も交代していません。ノートはもう3冊目で、表紙には息子の字で「会議録」と書かれています。

上司への連絡を間違えて家族に送ったときは、ただ恥ずかしいだけの失敗だと思っていました。

それが今では、家族で笑える思い出のひとつです。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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