「この子が寂しい思いをしたら、どうするのよ!」犬を連れてスーパーに現れた女性。1か月前にも来店を断った店長が、改めて伝えたこと
売り場で吠え続けていた小型犬
スーパーでアルバイトをしていたころ、40代から50代くらいの女性が、小型犬を連れて店に入ってきたことがありました。
女性は犬を抱かず、そのまま売り場を歩かせていました。
犬はすれ違うお客様に吠え続け、周囲の人たちも戸惑っている様子です。
ところが女性は商品棚に目を向けたままで、足もとの犬をほとんど気にしていませんでした。
気になった私は店長に知らせました。
40代くらいの男性店長は、すぐに女性のもとへ向かい、声をかけました。
「申し訳ありません。食品を扱う店ですので、ペットを連れてのご入店はお断りしているんです」
女性は眉をひそめました。
犬も家族なのだから連れていて何が悪いのか、という様子で、なかなか引き下がりません。
「この子が寂しい思いをしたら、どうするのよ!」
店長が説明を続けても、女性の声は大きくなるばかり。
周囲のお客様も足を止め、困った顔をしていました。
結局、店長は今後の来店もお断りすることを伝え、女性は店を出ていきました。
1か月後、再び現れた女性客
それから約1か月後のことです。
入口の自動ドアが開き、あの女性がまた入ってきました。今度は同じ小型犬を腕に抱いています。
見覚えのある姿に、私は思わず手を止めました。
すぐに店長を呼ぶと、店長は入口で女性と向き合いました。
私もエプロン姿のまま、その少し後ろで二人のやり取りを見守っていました。
「お客様、以前もお伝えしましたが、ペットを連れてのご入店はお断りしています」
「なんで?お金を払うのはこっちなのよ。わんちゃんを連れていて何が問題なの」
女性は犬を抱く腕に力を込め、店長に詰め寄りました。
そして店の奥をあごで示します。
野菜売り場では、小さな子どもの手を引いたお客様が通りかかっていました。
「みんな子ども連れてるでしょ」
店長は声を荒らげずに答えました。
「ペットのご入店は、どなたにもお断りしています」
「なによ、それ…」
「それに、前回は今後のご来店もお断りしました。申し訳ありませんが、お引き取りください」
店長が手のひらで出口を示すと、女性は何か言いかけて口をつぐみました。
近くにいたお客様たちも、顔を見合わせてうなずいています。
女性は顔を赤くし、犬を抱いたまま自動ドアの外へ出ていきました。
それ以来、その女性を店で見かけたことはありません。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














