「もう別れるんだし、いいじゃない」彼女が当然のように言い放った一言。思わぬ主張に私が見せたのは
「あとで返す」が積み重なった同棲生活
2年ほど前、私は当時付き合っていた彼女と一緒に暮らしていました。
同棲を始めるとき、居間に置くソファとテーブルは彼女が選びました。
代金を支払ったのは私でしたが、彼女がうれしそうにしていたので、特に気にしていませんでした。
家賃と光熱費は半分ずつ負担する約束でした。
ところが、週末の食料品や洗剤などの買い物になると、彼女はなかなか財布を出しません。
「ごめん、今ちょっとお金なくて。あとでまとめて返すから」
最初は私も「いいよ」と答えていました。
しかし、それが毎週のように続くと、さすがに気になり始めました。
そこで、買い物のレシートを捨てずに保管し、立て替えた金額をノートに記録するようにしたのです。
気づけば、その合計は15万円を超えていました。
ある夜、ソファでくつろいでいた彼女に、思い切って話を切り出しました。
「ねえ、これなんだけど。そろそろ返してもらえないかな」
ノートを見せると、彼女は驚いたように顔を上げました。
「えっ、何これ。わざわざ記録してたの?」
「うん。あとで返すって言ってたから」
すると、彼女は不機嫌そうに言いました。
「将来一緒になるかもしれないのに、そんな細かいことまで数えてたんだ。なんか冷たくない?」
私は返す言葉に困りました。
その後も返済について聞くたびに「来月には返すから」と言われるばかり。
一方で、クローゼットには値札のついた服が増え、洗面台には新しい化粧品が並んでいきました。
お金の話を始めると、彼女はテレビの音を大きくして、話を終わらせようとします。
そんな生活が続き、半年後、私たちは別れることになりました。
最後にもう一度、立て替えたお金の話をしましたが、彼女の返事は変わりませんでした。
「もう別れるんだし、いいじゃない。一緒に暮らしてたんだから、お互い様でしょ」
「家具は私が選んだから」別れ際の一言
彼女が引っ越す日の昼、居間には荷物を詰めた段ボール箱が積まれていました。
最後の箱にテープを貼り終えた彼女は、突然ソファとテーブルを指さしました。
「あ、この家具も持っていくから」
「えっ?ちょっと待って。それは困るよ」
「なんで?家具は私が選んだから持っていく」
あまりに当然のように言うので、思わず聞き返しました。
「いや、選んだのはそうだけど、お金を払ったのは俺だよ?」
「でも、あなたじゃこういうの選べなかったでしょ」
私はそれ以上言い合うのをやめ、保管していたレシートの束とノートをテーブルに広げました。
「これ、見てほしいんだけど」
束の一番上に置いたのは、同棲を始めたときにソファとテーブルを購入したレシートです。
「この家具、どっちも俺が払ってるんだ。ちゃんと残してあるよ」
彼女はレシートをじっと見つめました。
「それに、今まで立て替えた15万円以上のお金も、まだ返してもらってないよね」
私はノートを開き、買い物のたびに記録した金額を見せました。
「返してもらう話も終わってないのに、俺が買った家具まで持っていくって言われても困るよ」
彼女は何か言いかけましたが、結局、口を閉じました。
しばらくレシートを見ていた彼女は、ソファから手を離しました。
そして何も言わずに段ボール箱を抱え、家具には手をつけず、部屋を出ていったのです。
結局、立て替えたお金の問題は解決しないままでした。
それでも、ソファとテーブルが残った居間を見渡し、私はようやく一つの区切りがついたように感じました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














