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2011.09.09(Fri)

子供から大人まで、オランダ人が夢中になる真っ黒なお菓子

日本でもお馴染みのHARIBO、リクリッシュ味。

日本でもお馴染みのHARIBO、リクリッシュ味。

オランダ人に言わせると、リクリッシュを選ぶ際に肝心なのは「味と見た目」。味と食感は大まかに分類すると柔らかいものと固いもの、塩味のものと甘いものいずれかの組み合わせになっていて、他にもミントやハチミツといったスタンダードなものから、ローレル(月桂樹)やサルミャック(塩化アンモニウム)といった独特の風味のものもあります。

形、食感、味の違う様々なリクリッシュ。

形、食感、味の違う様々なリクリッシュ。

中でもオランダの代表格といえば “ムントドロップ”というコインの形をしたもので、これはあちこちで見かけます。他にもオーバルやダイヤモンド形、ネコ、家、ボートなどテーマのある形がたくさんあります。ヨーヨーと命名された渦巻き型のリクリッシュは、日本でも人気のHARIBOからのオリジナル。

肝心のお味はというと、説明するのが非常に困難な、土臭い、まさに根のようなコクのある味で、食べた後もしばらく口の中に残ります。この味を理解するにはこれを食べて育たないとダメ、と言われるくらい特徴的な味ですが、初めはとても苦手だったという日本人の知り合いも、何回か食べるうちにその魅力にハマってしまったといいます。一瞬たじろいでしまうかも知れないけれど、欧米で昔から絶えず愛されている味がどんなものか、一度トライしてみては如何でしょう。外国人が納豆を初めて食べた時の衝撃が、少し理解できるかも知れません。

プロフィール

中川 朋美 (なかがわ ともみ):ライター/フリーランスPR
東京のPR代理店で5年勤務後、2011年5月にオランダ・アムステルダム郊外に渡欧。オランダ文化、語学を学びながら主に食関係のライター、フリーランスPRに従事。

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