素材としてのチョコレートに特に興味とこだわりがあるそうで、彼のスイーツには用途別に、Valhona(フランス)、Icam(イタリア)、Belcolade(ベルギー)、Chocovic(スペイン)製のカカオが使用されているのが特徴です。パティシエである前に“スイーツ好き”というロベルトさんが作る菓子は、フランス、ブラジルでの経験に加え、彼独自の菓子への視点をもった“MIXカルチャー”的なスタンスがあると自己分析しています。
パーティーの依頼も多く、ウェディング・ケーキはこの店のスペシャリティのひとつ。イタリアではウェディング・ケーキは1段の平らなケーキが主力で、アメリカ的な、何段にも重なるケーキは少ないそうですが、ロベルトさんの作るウェディング・ケーキはアメリカ様式。
シュガーペーストで表面を覆い、同じくシュガーペーストでデコレーションしたもの。取材に訪れた日も丁度ウェディング・ケーキ製作の真っ最中でした。このオーダーは生花を使いたいという客のたっての希望で、真っ白な、シンプルなケーキの段階で会場に運び、現地でフラワーアレンジの担当が、生花でデコレーションするのだそう。
ロベルトさんのウェディング・ケーキのこだわりは、“まず、第一に美味しくあること”。その形状の特性から、味より見た目を優先することの多いアメリカン様式のウェディング・ケーキへの挑戦なのだそうです。
店舗詳細
住所:Via Vincenzo Monti, 26
電話:02-4815376
営業時間:07:30〜20:30
定休日:月曜
プロフィール
 神林充香(かんばやしみつか):グルメライター
ミラノ在住20年。学生時代のグルメ好きが嵩じ今やイタリアのレストランガイドブックに寄稿。歴史と風土に根ざしたイタリアの伝統食、食材に尽きない興味が。皆様のご意見ご要望をお知らせ下さい。
「2011年イタリア統一150周年。VIVA ITALIA!」
神林充香(かんばやしみつか):グルメライター
ミラノ在住20年。学生時代のグルメ好きが嵩じ今やイタリアのレストランガイドブックに寄稿。歴史と風土に根ざしたイタリアの伝統食、食材に尽きない興味が。皆様のご意見ご要望をお知らせ下さい。
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