tend Editorial Team

2012.07.23(Mon)

伝統菓子から生まれる革新「ラ・パティスリー」

新鮮なイチゴがまるのままゴロゴロと入っている、とても贅沢なイチゴの季節だけのパティスリー、フレジエ。小:5ユーロ

新鮮なイチゴがまるのままゴロゴロと入っている、とても贅沢なイチゴの季節だけのパティスリー、フレジエ。小:5ユーロ

また、イチゴの季節限定の“フレジエ”。通常はジェノワーズ生地とバタークリームの組み合わせで、ざく切りにしたイチゴを詰めたものですが、この店ではバタークリームの代わりにホワイトチョコレートのガナッシュクリームを使っています。ガナッシュに含まれるカカオバターが、バタークリームと同じようなテクスチャーをもたらしてくれるのと同時に、植物性油脂なので味わいもさっぱりしていますし、クーベルチュール自体に砂糖が含まれていますから、余分な砂糖は加えません。そんなクリームのお陰で香り豊かなイチゴの味がダイレクトに伝わってくる。大きなアントルメでは、クリームの中にイチゴを丸のまま、ごろごろと詰めているのも驚き!贅沢な逸品です。

柑橘のシロップがほのかに香り立つ上品なババ・シャンティーイ。店のエンブレム的存在。小:4ユーロ

柑橘のシロップがほのかに香り立つ上品なババ・シャンティーイ。店のエンブレム的存在。小:4ユーロ

さらに、この店を代表するアイテムは、リニャックが経営するビストロのデザートとしても君臨している“ババ・シャンティーイ”でしょう。オレンジとレモンの香りを上品に効かせたラムのシロップに、ババの生地を浸したもので、無糖のフレッシュなクレーム・シャンティーイをたっぷりと添えている。大変シンプルですが、自然の味わいを大切にした軽やかさに驚かせる伝統菓子で、ビストロでもパティスリーでも楽しめるのが嬉しい。

いずれのレシピも、シンプルな中にピュアな美味しさが溢れ、パティスリーを愛するリニャックの思いが詰まっている。誰をも惹きつけてしまう魅力に溢れているのです。

詳細

名称:La pâtisserie/ラ・パティスリー
住所:24 rue Paul Bert 75011 Paris
電話:01.43.72.74.88
営業時間:7:00〜20:00 月休
Web:http://www.lapatisseriebycyrillignac.com/

プロフィール

伊藤文(いとうあや):料理ジャーナリスト 1993年渡仏。コルドンブルー料理学校パリ校卒業後、フランスの食文化を掘り下げる取材を重ねる。 著書に『フランスお菓子おみやげ旅行』、訳書に『招客必携』、『ロブション自伝』など多数。

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