
ギタリスト・DAITAがある声明を発表
日本を代表するロックバンドSIAM SHADEのギタリスト・DAITAが10月1日、自身の公式サイトを更新。
メンバーの栄喜、NATCHIN、KAZUMA、淳士の4名に対し、自身が作曲した38曲の楽曲使用差止などを求める訴訟を提起したことを発表しました。
長文にわたる声明では、バンド内の深刻な対立が赤裸々に綴られています。
公式サイトの発表によると、提訴に至るまでには長年の確執があったようです。
声明では、震災をきっかけに再結成した後の活動を巡り、2018年以降に収益精算をめぐる訴訟が起き、2024年に和解した経緯が説明されています。
また、復興支援団体への寄付金をめぐる別訴訟についても触れ、DAITAは声明の中で「恥ずべき行為」と強く批判しました。
決定打となったのは、DAITA不在のまま4人が「SIAM SOPHIA」名義で活動を継続しようとしたことでした。
「実質SIAM SHADEとしての活動」と危機感を募らせたDAITAは、今回の提訴に踏み切ったとしています。
90年代から多くのファンを魅了してきた伝説的なバンドが、このような形で法廷闘争に至ったことに、胸を痛めるファンは少なくないでしょう。
声明から伝わるDAITAさんの無念さ、そしてバンドへの愛情の深さを思うと、やりきれない気持ちになります。