
中国メディアが日本の総選挙を「三国志」になぞらえ、高市首相を「毒苗」と罵倒
日本の衆院選を前に、中国メディアが「三国志」の物語を借りて、日本の政治状況を独自の解釈で報じる異例の事態となっています。中国で最大級の部数を誇る時事週刊誌「新民周刊」は、今回の選挙を乱世の覇権争いになぞらえ、立憲民主党と公明党の新党「中道改革連合」を正義の主人公・劉備が率いる「蜀」、そして高市首相率いる自民党を、敵役である曹操の「魏」として描き出しました。
しかし、その内容は単なる比喩に留まりません。国営の新華社通信は、高市首相の安全保障政策を「軍国主義の亡霊」と断じ、あろうことか名前の「早苗」を揶揄して「毒苗」という過激な蔑称で非難しています。「毒のある土壌からは、必然的に有毒な苗が生じる」とまで言い切るその論評は、一国の指導者に対する敬意を欠いた、あまりに攻撃的なものです。
中国側がここまで新党を「正義」として持ち上げ、高市首相を「毒」とまで呼んで排除しようとする背景には、高市政権が掲げる強硬な対中政策への並々ならぬ焦りが見て取れます。野党が結集して自民党を脅かす展開を、中国当局は「至急電」で速報するほど待ち望んでいるのです。
こうした海の向こうからの「参戦」に対し、SNSでは猛烈な反発の声が止まりません。
『中国が正義と呼ぶ側が、本当に日本のためになるのか? 逆に不信感しかない』
『日本の選挙を三国志ごっこに使わないでほしい。内政干渉も甚だしいし「毒苗」なんて言葉は失礼すぎる』
『中国にここまで嫌われる高市首相こそ、日本を守るリーダーにふさわしいのではないか』
中国が物語の配役を決めるように日本の政権交代を期待する姿は、滑稽であると同時に強い危機感を抱かせます。高市首相の「台湾有事」に関する踏み込んだ発言が、中国にとってどれほどの脅威となっているかが、この「毒苗」という罵倒に凝縮されていると言えるでしょう。
2月8日の投開票日に向け、中国メディアはさらに論評をエスカレートさせ、日本社会に揺さぶりをかけてくるに違いありません。
異国の「三国志」の筋書き通りに動かされるのか、それとも日本の未来を自分たちの手で選ぶのか。
今回の選挙は、有権者の誇りも試されることになりそうです。














