離婚の混乱の中で届いた、信じられないメール
彼と数年間の交際を経て、結婚しました。
当時は「この人とずっと一緒にいるんだ」と信じて疑わなかったのですが、現実はそう甘くはありませんでした。
価値観のズレは少しずつ広がり、結局、私たちは離婚という道を選びました。
結婚前から、私は彼の家族とも頻繁に会っており、「これ、もう使わないから。よかったら使って」と、彼の母親や祖母から洋服やアクセサリーを譲り受けることも。
ハイブランドのような高価なものではありませんでしたが、家族として受け入れられている気がして、当時は素直に嬉しく、大切に使っていたつもりでした。
しかし、離婚が決まってから彼の態度は一変。
半分追い出されるような形で、私は急いで自分の荷物をまとめました。
新しい住まいを探し、仕事の合間を縫って引っ越し作業を進める日々。
心身ともにボロボロになりながら、なんとか生活を立て直そうと必死だった、まさにその時です。彼から一通のメールが届きました。
透けて見えた「家族への執着」
「あのさ、前にうちの家族があげたアクセサリー、全部返してくれない?」
スマホの画面を二度見しました。今、このタイミングで言うこと?
「……嘘でしょ?今それどころじゃないんだけど」
思わず独り言が漏れました。
バタバタと家を出たため、どの箱に何が入っているかも分からず、そもそも数年前に譲り受けた小さなピアスやネックレスのありかなど、すぐに見つけられるはずもありません。
私は「急いで荷物をまとめたから、どこにあるか分からないし、もう手元にないものもあると思う。探す余裕もないから無理だよ」と返信。
すると、すぐに怒りの返信が返ってきたのです。
「は? なんでないの? せっかくあげたのに、返せないなら最初からあげなきゃよかった!そういう無責任なところだよ、お前がダメなのは!」
画面越しに彼の怒鳴り声が聞こえてくるようでした。
正直、一度「あげた」と言われたものをどう扱おうと、こちらの自由ではないでしょうか。
それをわざわざ離婚のタイミングで、しかも家族のものだからと回収しようとする執着心に、私は心底呆れてしまいました。
彼はもともと、母親だけでなくおばあちゃんの言うことにも絶対に従うような「おばあちゃん子」すぎる一面がありました。
「やっぱりな……。最後まで自分の意思じゃなくて、家族の所有物を守ることしか考えてないんだ」
そう確信した瞬間、悲しみよりも「別れて正解だった」という晴れやかな気持ちが勝りました。
結局、お怒りメールは無視することに。
今は、元夫やその家族から譲り受けた古いアクセサリーよりも、自分で選んで買った新しいお気に入りのピアスを身につけて、前を向いて歩いています。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














