
豊かな自然と皇室の御用邸で知られる、日本有数の高原リゾート「那須高原」。
動物園に遊園地、温泉、美術館、おしゃれなカフェに本格的な登山まで…。
「ないものはない」と言われるほど、ありとあらゆるレジャーが詰まったこの場所は、週末になると多くの観光客で賑わいます。
しかし、その“なんでもアリ”な魅力こそが、実は最大の“罠”でもあるのです。
口コミサイトには、「楽しかった!」という声がある一方で、「渋滞がひどくて、結局なにもできなかった…」という悲しい声も少なくありません。
では、この巨大リゾートを誰もが心から楽しむためには、どうすればいいのでしょうか?
実際に訪れた人々のリアルな口コミを徹底的に調査すると、“最高の休日”を過ごすための「攻略法」と、多くの人がハマってしまう「最大の罠」の正体が見えてきました。
魅力①:“なんでもアリ”の懐の深さ。動物園、温泉、絶叫マシン…誰もが主役になれる場所
まず、那須高原がこれほどまでに人々を惹きつける理由。それは、訪れる人の“やりたいこと”をすべて叶えてくれる、圧倒的な懐の深さにあります。
「自然があふれているのにエンジョイスポットもたくさん。観光牧場等の施設も充実しているし、グルメも、観光も自然も欲張りに楽しめる満足スポットです。」
「きちんと山に登りたい人、少し長く歩きたい人、さっと自然満喫したい人、それぞれに合う散策路がたくさん。」
アクティブに過ごしたい家族連れには「那須ハイランドパーク」や「那須どうぶつ王国」。
カップルや友人同士なら、おしゃれなパン屋さんやカフェ巡り。
そして、心身を癒やしたい大人には、歴史ある那須温泉郷での湯治や、美術館巡り。
さらには、那須岳の本格的な登山まで。
誰と、どんな目的で訪れても、必ず“主役”になれる場所がある。これこそが、那須高原が世代を超えて愛され続ける最大の理由なのです。
攻略法:「欲張らない」が正解。今日の“テーマ”を決めてから出かけよう
しかし、この“なんでもアリ”という魅力は、無計画な訪問者を混乱させ、時間だけが過ぎていく…という事態を招きがちです。
口コミの達人たちは、那須高原を楽しむための重要な「攻略法」を教えてくれていました。
「過ごし方いろいろ、何でもスケールが大きいしきれいでおしゃれなエリアです。点で見るよりも面で見たほうがいいです。時間は多い目にとって滞在しましょう。」
「季節に合わせて目的地を絞り込んだ方がいいです。」
そう、攻略法は「欲張らず、その日の“テーマ”を決めること」。
「今日は動物とふれあう日」「今日は自然の中でハイキングを楽しむ日」「今日はおしゃれなカフェとパン屋さんを巡る日」というように、目的を絞ることで、移動のロスが減り、満足度が劇的に向上するのです。
すべてを一日で制覇しようとせず、「また次に来る楽しみ」を残しておく。それが、巨大リゾート・那須高原との賢い付き合い方と言えるでしょう。
ただし最大の“罠”は「渋滞」。口コミが教える、休日の賢い過ごし方
そして、那須高原を訪れる上で、絶対に知っておくべき最大の“罠”。それが、週末や連休に発生する、那須街道の激しい渋滞です。
「紅葉の時期や連休の時などは那須街道の渋滞は激しいので、注意が必要です。」
「連休に行きました。道沿いにいろいろな観光施設がありますね。でも、車で移動するしかないし、その道が混んでる上、人気施設は駐車場に入るのも1時間以上。」
せっかくの休日を、渋滞の中で無駄にしてしまう…。これほど悲しいことはありません。そんな時、あるリピーターはこんな過ごし方を提案していました。
「休日は観光スポットを絞って見て、宿でゆっくり過ごすのがオススメかもしれません。だから良い旅館やホテルを選びましょう。」
混雑する日は、無理にあちこち移動しようとせず、少し贅沢な宿を拠点にして、その周辺やホテル内の施設でゆったりと過ごす。渋滞という最大の罠を回避し、心からリフレッシュするための、まさに“逆転の発想”です。
まとめ:「誰と行くか」「何をするか」で無限に楽しめる
那須高原。そこは、訪れる人が自ら“編集”することで、その魅力を無限に引き出せる、自由度の高いリゾート地でした。
「今日はどんな一日にしよう?」
そんな風に、旅の計画を立てる段階から、ワクワクが止まらない。それこそが、那須高原が持つ本当の魅力なのかもしれません。
次に訪れる際は、ぜひあなただけの“最高のプラン”を練って、出かけてみてはいかがでしょうか。