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美容のカリスマが示す対等な関係性。デート代を巡る男女の価値観と令和の最適解とは
フリーアナウンサーで女優の田中みな実が、自身のラジオ番組でSNSやネット掲示板を賑わせる「おごり・おごられ論争」について言及しました。田中といえばストイックなまでに美容を追求する象徴的な存在ですが、巷で囁かれる「女性は化粧にお金がかかっているから男性がおごるべき」という言説に対し、明確な拒絶感を示したことが注目を集めています。
きっかけは、共演者の鈴木拓が紹介した若年層の意見でした。デートのために美しく着飾り、高価な化粧品で準備を整えているのだから男性側が全額負担するのは当然という論理に対し、田中は「自分はそう思いません」と即座に断言。「すっぴんで行ったらどうなるの?」と素朴な疑問を投げかけ、外見への投資を金銭的な負担軽減の理由にすることへ疑問を呈しました。
この発言を受けて、SNSやネット上では様々な声が上がっています。
『男がデート代を出す慣習は、女性が家事育児を担うなどの役割とセットだったはず。女性の役割が免除される一方で男性側だけが温存されるのはご都合主義だ』
『奢る行為は上の立場の者が行うもの。田中さんは、私はあなたに奢られる立場にないという考え方なのではないか』
多くの意見に共通するのは、時代背景の変化です。かつて賃金格差が顕著だった時代には、経済力のある男性が負担することで均衡を保っていた側面がありました。しかし、男女平等の精神が浸透しつつある現代において、特定の役割を一方に押し付けることへの違和感は強まっています。
『お洒落をするのは自分が好きでやっている投資。だから奢るべきという理屈は違う』
このように、美容は自己満足や自己投資の範疇であり、それを対価として相手に請求するのは筋違いだという指摘も目立ちます。一方で、あえて多めに支払うことでスマートに振る舞いたい男性や、それを好意の証として受け取りたい女性がいることも事実です。
結局のところ、この論争に正解はありません。大切なのは、田中さんが示したように「相手に甘えることを当然と思わない」自立心ではないでしょうか。性別による役割に縛られず、目の前の相手とどのような関係を築きたいか。
その誠実な姿勢こそが、複雑化した令和の恋愛事情を円満にする鍵となりそうです。














