「うちの木の葉っぱだという証拠はあるの?」向かいの家から飛んでくる落ち葉。だが、住人から返ってきた一言に唖然
秋になると、玄関の前に落ち葉がたまった
3年前の秋から、向かいの家の木の葉が、うちの庭や駐車場まで飛んでくるようになりました。
朝に掃いても、夕方には玄関の前にまた葉がたまっています。
車の屋根にも乗り、ごみに出す袋が一週間でいくつも増えることもありました。
最初のうちは、季節のことだから仕方がないと思っていました。
風向きまで誰かの責任にするのも違う気がして、黙って掃いていたのです。
ほうきも、いつしか物置に戻さず、玄関の脇に立てかけるようになりました。
そのほうが、気づいたときにすぐ掃けたからです。
そんなある日の夕方、玄関先で向かいの家の方と顔を合わせました。
少し迷いましたが、このまま毎年続くのも大変だと思い、私は声をかけました。
「最近、そちらの木の葉が、うちのほうまで飛んできているみたいで…」
枝を切ってほしいとも、掃除をしてほしいとも言っていません。まずは困っていることだけ伝えてみようと思ったのです。
ところが、相手から返ってきたのは予想していなかった言葉でした。
「うちの木の葉っぱだという証拠はあるの?」
あまりにすぐ返されて、私は言葉に詰まりました。
「いえ、責めたいわけではなくて…」
それ以上は何も言えませんでした。話を続ければ、かえって関係が悪くなるような気がして、その日はそのまま家に入りました。
あの日から、挨拶が返ってこなくなった
その日を境に、向かいの方から挨拶が返ってこなくなりました。
こちらから会釈をしても視線をそらされます。以前は手渡しだった回覧板も、いつからか郵便受けに入れられるようになりました。
そして秋になると、落ち葉は変わらず飛んできます。
家族からは、ときどき言われます。
「もう一度、話してみたら?」
けれど私は、「もういいよ」と答えています。
一度伝えて、あの反応でした。もう一度話しに行っても、状況がよくなるとは思えません。それなら、自分で掃いたほうが気持ちは楽でした。
あのとき、別の言い方をしていたら違ったのだろうか、と考えることはあります。ただ、今となっては確かめようもありません。
3年たった今でも、すれ違えば私は会釈をします。返ってこないことにも、だいぶ慣れました。
それでも以前のように普通に挨拶ができなくなったことは、少し寂しく感じます。
今年も秋が来れば、きっとまた葉が飛んできます。玄関の脇には、今もほうきを置いたままです。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














