「夜10時に掃除機なんて、響くに決まってるでしょ」苦情を続けた隣人が、管理会社から深夜の騒音を指摘された瞬間
あいさつも返さず、苦情を言い始めた隣人
数年前、5歳の息子と暮らしていたころの話です。
ある朝、息子に靴をはかせて玄関を開けると、隣の部屋に住む50代くらいの女性が廊下にいました。
前日の夜10時ごろ、散らかったリビングに少しだけ掃除機をかけていたので、その音が気になったのかもしれません。
「おはようございます」
私があいさつをすると、女性は返事もせず、眉をひそめました。
「夜10時に掃除機なんて、響くに決まってるでしょ」
「すみません。遅い時間でしたよね。これからは夕方までに済ませます」
女性は不満そうな顔のまま、自分の部屋へ戻っていきました。
私も夜遅くに掃除機を使ったことは反省し、それ以降は明るいうちに済ませるようにしました。
ところが、女性からの苦情はそれだけでは終わらなかったのです。
ある夜8時ごろ、息子と小さな音でテレビを見ていると、突然、隣の壁をドンドンとたたく音がしました。
驚いていると、今度はインターホンが鳴りました。
「お宅の音、毎日聞こえてるのよ。いいかげんにして」
「すみません。でも、テレビの音もかなり小さくしているんですが…」
「時間なんて関係ないの。うるさいものはうるさいの!」
それからはテレビの音量をさらに下げ、息子にも家の中で走らないよう言い聞かせました。
それでも壁をたたく音は続きます。息子はそのたびにびくっと体を震わせ、私にしがみつくようになりました。
困り果てて夫に相談すると、こう言われました。
「いつ、何があったか記録しておこう。管理会社に相談したほうがいいよ」
私たちは壁をたたかれた日付と時刻を書き出し、管理会社へ渡しました。
管理会社が指摘した、もう一つの騒音
数日後、40代くらいの男性担当者が、ファイルを持って話を聞きに来ました。
私たちの部屋と隣の部屋の前にある共用廊下で、担当者は隣の女性からも話を聞いていました。
私は担当者の横に立ち、廊下の奥では別の部屋の男性がドアを開けて様子をうかがっています。
女性は私をにらみながら訴えました。
「この家のせいで毎晩眠れないんです。子どもは走るし、テレビもうるさいし!」
担当者はファイルを確認し、落ち着いた声で答えました。
「夜8時ごろのテレビの音ですね。時間だけでは判断できませんので、音の大きさなども確認する必要があります」
女性が何か言い返そうとしたとき、担当者が続けました。
「それと、もう一つ確認したいことがあります」
「何ですか?」
「ほかのお部屋から、夜中の12時を過ぎると洗濯機や乾燥機の音が毎晩聞こえるという相談が来ています。部屋の位置関係から、そちらのお部屋の可能性もあるんです。一度確認していただけますか?」
その言葉に、女性はぴたりと口を閉じました。
廊下の奥にいた男性も、担当者の話にはっきりとうなずいています。
女性は顔を赤くし、男性から目をそらしました。
担当者はさらに続けました。
「それから、壁をたたくのはおやめください。今後も続くようでしたら、契約内容に沿って対応を検討します」
女性は何も答えず、そのまま自分の部屋のドアを閉めました。
それ以来、壁をたたく音は一度もしなくなりました。
今では夜8時になっても、息子は怖がることなくテレビを楽しんでいます。
あのとき夫の言葉どおり、記録を残して管理会社に相談してよかったと、今でも思っています。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














