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2026.10.05(Mon)

「Mなら余裕だよ」とサイズ表を見なかった私。だが、届いたジャケットを長男が着て分かった勘違い

「Mなら余裕だよ」とサイズ表を見なかった私。だが、届いたジャケットを長男が着て分かった勘違い

サイズ表を開かなかった夜

寒くなりはじめたころの夜、30代の私は、居間のソファで携帯電話を見ていました。

小学5年生の長男が、去年のジャケットの袖口を引っぱりながら「もう短い」と言っていたからです。

通販サイトを見ていると、海外製の紺色のジャケットが目に留まりました。

肩に切り替えが入った形で、値段は3000円。表示されているサイズはMです。

「これ、いいな。Mならちょうどよさそう」

隣で洗濯物をたたんでいた妻が、画面をのぞき込みました。

「でも、あの子もう大人の服を着てるでしょ。Mで大丈夫?」

「普段は大人のSなんだから、Mなら余裕だよ。来年も着られるって」

そう言って、私は詳しいサイズ表を開かないまま注文しました。

Mと書いてある以上、大きすぎる心配こそあっても、小さいとは思っていなかったのです。

袖を通した長男が、すぐに気づいた

数日後、届いた箱を居間で開けると、紺色のジャケットがきれいにたたまれて入っていました。

私は長男を呼び、さっそく着てもらうことにしました。

妻と小学1年生の次男も、ソファからその様子を見ています。

「どうだ?かっこいいだろ。パパが選んだんだぞ」

長男は「うん」と言いながら袖を通し、ファスナーを上げました。

ところが、両腕を前に伸ばした瞬間、袖口が手首よりかなり上まで上がりました。

腕を下ろしても手首はしっかり見えたままです。胴回りも、見るからに窮屈そうでした。

長男は自分の腕を見て、苦笑いしました。

「パパ、このジャケット、袖が10センチくらい足りないよ」

「え?そんなはずないよ。Mだぞ、M」

私は慌てて携帯電話を取り、商品ページをもう一度開きました。

同じ「M」でも、思っていたサイズではなかった

今度は写真だけで決めつけず、説明を下まで確認しました。

すると、そこには海外の子ども服のサイズであることが書かれていました。

横から画面を見ていた妻が、笑いをこらえながら言います。

「大人のMじゃなくて、子ども服のMだったんだね」

「…そこ、ちゃんと見てなかった」

長男も自分の短い袖を見て、吹き出しました。私も笑うしかありません。

すると、次男がソファから下りてきました。

「ぼくも着てみていい?」

兄から受け取ったジャケットを羽織ると、今度は袖が手首でぴたりと止まり、丈もちょうどでした。

次男はうれしそうに胸を張り、その場でくるりと一回転します。

「見て。ぼくのサイズ!」

結局、紺色のジャケットはそのまま次男のものになりました。

長男の分は次の週末、家族みんなで店へ行き、本人が何着も袖を通してから選びました。

帰り道、紺色のジャケットを着た次男が私を見上げました。

「パパ、ありがとう。ぼくのジャケット、見つけてくれて」

最初から次男のために選んだわけではありません。それでも、うれしそうな顔を見ていると、サイズ表を見なかった失敗も、少しだけ救われた気がしました。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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