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2026.10.09(Fri)

「20人の予約、あんたの係でしょ!」泣いて私に押しつける同窓会の幹事が、私が出したハガキを見て頭を下げた

「20人の予約、あんたの係でしょ!」泣いて私に押しつける同窓会の幹事が、私が出したハガキを見て頭を下げた

「20人の予約、あんたの係でしょ!」泣いて私に押しつける同窓会の幹事が、私が出したハガキを見て頭を下げた

予約のない店先

同窓会の当日、幹事の遥と2人で会場の店へ向かいました

同窓会の当日、幹事の遥と2人で会場の店へ向かいました

大学の仲間と10年ぶりに集まる同窓会。言い出したのは遥で、幹事も自分から買って出てくれました。私は少し手伝っただけです。

当日は遥と待ち合わせ、始まる30分前に会場の店へ向かいました。案内に載っていた地図を頼りに歩きます。

「幹事は、私に任せて!」

「頼りにしてるね」

出欠の返事は全部私が預かってるの、人数は当日まで内緒よ、と遥は得意げに笑いました。

店に予約はなく、遥は泣きながら私の係だと言い出しました

店に予約はなく、遥は泣きながら私の係だと言い出しました

ところが店の人によると、遥の名前でも私の名前でも、今日の予約は入っていないというのです。

遥は血の気の引いた顔で、私に向き直りました。

「20人の予約、あんたの係でしょ!」

「えっ、私が…?」

役割を決めた電話で、予約はあんたって言ったじゃない、と遥は涙声で続けます。遥とは、毎週のように長電話をする仲です。言った、言わないになれば、私には打ち消す手がありません。

後から着いた美加も、泣く遥の肩を持って私を疑いました

後から着いた美加も、泣く遥の肩を持って私を疑いました

そこへ、早めに着いた美加がやって来ました。遥はハンカチを取り出して目を押さえ、美加に泣きながら事情を話します。

「電話で頼んだのに…」

「沙織が、忘れたの?」

美加は遥の腕に手を添えながら、遥にそう聞き返しました。遥は昔から皆の中心です。泣いている遥と、黙って立つ私。どちらが信じられるかは明らかでした。

幹事の涙のゆくえ

電話で何を話したかは証明できず、私は言葉に詰まりました

電話で何を話したかは証明できず、私は言葉に詰まりました

仲間は、あと20分ほどで集まり始めます。遥は顔を覆ったまま、沙織のせいで全部台無しだと繰り返しました。

「みんなに、ちゃんと謝りなよ」

「でも、私は…」

言葉に詰まったそのとき、遥が店の前で胸を張った、さっきのひと言を思い出しました。私は肩のバッグの口を開けました。

私は遥が作って全員に送ったハガキを出し、役割を見せました

私は遥が作って全員に送ったハガキを出し、役割を見せました

遥が美加の前に出て、私に詰め寄ります。

「早く謝ってよ!」

私が取り出したのは、1枚のハガキです。役割を決めたあの電話の後、遥が自分で作って仲間全員に送った同窓会の案内でした。地図の下に、遥が打った文字があります。『お店の予約・出欠は幹事の遥まで』『名簿:沙織』。

「お店の予約は、遥って書いてある」

「人数だって、さっき知ったよ」

出欠の返事は全部遥に届き、20人という数も、私はさっき遥の口から初めて聞いたのです。

言い逃れできなくなった遥は、私に深く頭を下げました

言い逃れできなくなった遥は、私に深く頭を下げました

人数も知らない私に、20人の予約は取れません。遥は何か言いかけて、口を閉じました。涙は、いつの間にか止まっていました。少しして美加が、うちにも同じハガキが届いてる、と小さくつぶやきました。

「ごめん、私が忘れてた…」

「みんなには、遥から伝えてね」

遥が店に頼み込みましたが、空くのは前の宴会が終わる1時間後の、奥の座敷だけでした。遥は集まった仲間一人ひとりに、自分の手落ちで1時間待たせると頭を下げて回りました。美加は私の隣で、疑ってごめんね、と言いました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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