tend Editorial Team

2013.10.21(Mon)

常に進化するマカロンやパティスリー ジャン=フィリップ・ダルシー

キャプション4

マカロンも有名ですが、特に昔からの馴染み客にはパティスリーが根強い人気。定番の「ミレンディン」は3.8ユーロ。

ジャン=フィリップ・ダルシーは、もともとはベーカリーとパティスリーからスタートしました。チョコレート、マカロン、パティスリーを全てバランスよく揃えるショコラティエとして有名になり、現在約24種のパティスリーを常時揃えて提供しています。 中でも人気なのは、10年以上にわたって販売されている「ミレンディン」。アーモンドペーストのババロアにダークチョコレートのコーティングが施され、マカロンの生地がデコレーションされた愛らしいパティスリーで、まろやかなアーモンドミルクと力強いダークチョコレートが調和し、マカロンの食感も加わった自慢の一品です。
キャプション5

ルノートルやヴィタメールなどの有名メゾンで修行し、1996年に独自のブランドを立ち上げたジャン=フィリップ・ダルシー氏。ベルギーを代表するショコラティエの一人。

需要がますます高まる中、ひとつひとつを更に大切に作っていきたいという思いから、近々品数を厳選したメニュー改革を行い、今後はこのミレンディンほか12種類のクラシックを含めた最大16種類のパティスリーに絞って販売していく予定だそうです。 ベルギーは小国ですが、実に多くのショコラティエが活躍するチョコレートの激戦区。チョコレートの質や味だけで国内と他のショコラティエと差別化するのは難しいため、ジャン=フィリップ・ダルシーはパッケージにもこだわります。モダンでスタイリッシュで、高級感のあるパッケージ。マカロンやプラリネはもちろん、チョコレートバー「フィンガー」は、8カ所の原産国、16種類のフレーバーを色別に分け、組み合わせて自分好みのパッケージを作ることが可能です。 10月からはパリのサロン・ド・ショコラ、クリスマス、ルレ・デセール、ヴァレンタインと、ショコラティエにとっては忙しい時期が始まりますが、こうした繁忙期に対応するには元々あるヴェルヴィエのアトリエが小さすぎるため、現在大々的に増築中とのこと。ここでショコラティエ・スクールを主催したり、徐々に全てのメニューを見直していく予定だそうです。今月には出版本のリリースパーティも開かれます。伝統を守りつつ、更に新たな分野に取り組んでいくジャン=フィリップ・ダルシーの今後の動向に、要注目です。

店舗情報

店鋪名: ジャン=フィリップ・ダルシー リエージュ店
住所: Rue du Mouton Blanc, 22 4000 Liège
営業時間: 12:00〜21:00 (月〜木), 12:00〜22:00 (金・土)、17:30〜21:00 (日・祝)
電話番号: +32 4 222 99 10
Webサイト: http://darcis.com/

プロフィール

中川 朋美 (なかがわ ともみ):ライター/フリーランスPR
東京のPR代理店で5年勤務後、2011年5月にオランダ・アムステルダム郊外に渡欧。オランダ文化、語学を学びながら主に食関係のライター、フリーランスPRに従事。

powered by Super Sweets

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2025.09.17(Wed)

これ、本当に照明器具…?マキタの充電式ライト、SF映画に出てきそうな重火器感溢れる姿に「携帯型パイルバンカー」と例える声...
tend Editorial Team

NEW 2025.09.17(Wed)

【簡単レシピ】料理研究家が混ぜて冷やすだけの簡単タルト公開!その手軽さに「めっちゃ簡単で美味しそう!」「これは真似したい...
tend Editorial Team

NEW 2025.09.17(Wed)

夜空に謎のドローン大編隊!感動的な光景かと思いきや…表示されたのは詐欺の警告だった!?珍しい光景に「上海でこんなのあるん...
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.08.24(Sun)

怖いくらい重なる…!大屋根リングが函館の五稜郭に奇跡のシンデレラフィット!?偶然か必然か…オカルト的な考察も
tend Editorial Team

2025.09.10(Wed)

朝6:30、この行列は一体…?海岸に並ぶ三脚の壁、人々が固唾をのんで見守る、ある瞬間の正体とは?
tend Editorial Team

2025.08.28(Thu)

加藤清史郎が演じる『夜神月』が降臨!ゾクッとするほどの色気と鋭い眼光に「かっこいい」と絶賛の声
tend Editorial Team