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2014.11.02(Sun)

サロン・デュ・ショコラ パリ2014 会場レポート

12014年10月29日(水)〜11月2日(日)、今年20回目を迎える世界最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」がパリで開催されました。パリから速報として会場レポートをお届けします。 記念すべき第20回目を迎えた今回の目玉は、チョコレートを使ったローブ(ドレス)ファッションショーの回顧祭。1999年からショコラティエとデザイナーがコラボレーションして創り上げきたファッションショーを過去に遡って紹介するというもので、何とその数は150ほどにも及ぶ艶やかなショーになりました。日本からはル ショコラ ドゥ アッシュの辻口博啓さんとアシダタエさんがコラボレーションした衣装を披露し、会場を盛り上げました。

そして第20回目の開催日初日を飾るもう一つのイベントが、パティスリー杯として権威を誇る「シャルル・プルースト杯」の開催でした。この日に競った選抜された14名のうち、6名が日本人という快挙(フランス在住は3名、日本在住から2名、イタリア在住から1名)。ピエスのテーマは画家の「ダリ」で、渾身の作品が早朝から会場に集合し、当日はテイスティング部門の製作が行われました。テイスティング部門のテーマは、チョコレート/プラリネ/グランマルニエのマリアージュです。午後には結果が発表され、なんと1位、2位を日本人が受賞しました。 1位に輝いたのは神戸「元町ケーキ」大西達也さんで、2位は「帝国ホテル」瀧島誠士さん。3位は南仏のホテル「エデン・ロック」のセカンドを務めるエチエンヌ・ルロワさんでした。議長を務めたのはショコラティエのジャン=ポール・エヴァンさんでしたが、日本人の平均点が非常に高かったとのことで、まさに日本人の技術の高さを見せつけたような一幕となったのです。 続きまして、気になる出店ブースをいくつかピックアップ。

HENRI CHARPENTIER

今回のサロンで目立ったのは、やはり日本ブランドの出店が一段と増えたことでした。例えば、芦屋「アンリ・シャルパンティエ」が初出店。昔から元クリヨンのシェフ・パティシエとして知られるクリストフ・フェルデールさんがコンサルタントとしてコラボレーションを展開していましたが、今回はそのコラボレーションをパリで披露した形となりました。 フェルデールさんが現在店を構えるアルザス地方のアトリエで商品を製作し、例えばボンボン・ショコラではトウモロコシ味のプラリネや柚子味、フィナンシエを閉じ込めたタブレットチョコレート、チョコレートがけをしたコンフィチュールを焼き込んだパンデピスやブレッツェルのサブレなど、日本にはないたくさんの魅力的な商品を生み出しており、注目を浴びていました。

LE CHOCOLAT DE H

昨年に引き続き出店を果たした辻口博啓さんの「ル ショコラ ドゥ アッシュ」。今年は「DNA」をテーマに日本人のDNAに遡り、母乳にも多く含まれるグルタミン酸が豊富な昆布の「うま味」に焦点を当てたクリエーションを展開しました。富士山のわき水に、北海道のミネラル豊富な海で育つ真昆布を一晩ゆっくりと寝かして取った出汁を生クリームに加えてガナッシュを作るというアイデアを基本にしています。 『DNAショコラ』は、ペルー産トリニタリオのブラックチョコレートガナッシュ『うま味 ノワール』、和歌山産のオレンジ果汁にジンジャーを加えて作ったパート・ド・フリュイをガナッシュチョコレートで挟んだ『和歌山のオレンジ』、昆布出汁をしみ込ませた黒ごまとマカデミアナッツのプラリネ『ゴマおはぎ』、煮出した赤紫蘇を昆布出汁に加えて作ったガナッシュ『赤紫蘇』の4品。この新作のいずれも、じんわりとうま味の立つ味わいを持ち余韻が長いのが非常に印象的で、知性と感性が宿っていました。えんじ色のボックスも高級感があります。 また、同じく辻口さんの豆スイーツブランド「Fève」、サプリメントタイプのチョコレートブランド「H CHOCOLAT SUPPLEMENT」にも、常に客が集まっていました。

ZERO

博多の老舗「チョコレートショップ」の新しいチョコレートライン「ゼロ」が、今回初めてサロンに出店しました。このラインの代表は、3代目の佐野えみ子さん。渡仏7年目でジャック・ジュナンやプラザ・アテネのクリストフ・ミシャラクなどに師事をしており、現在はシフォンケーキ専門店「シエル」のパティシエを務めています。ヨーロッパ・フランスを常に目指していた祖父・父の夢を叶えるべく渡仏をて、満を持して「ゼロ」のプロジェクトに至り、ラインのフランス上陸を目指しているといいます。 「ゼロ」の名は、砂糖不使用のレシピを独自開発したことから。初ラインは、紅茶/コーヒー/プラリネ/ラム/フランボワーズ風味の5種。カカオの香りの立つ上品な味わいと美しいヴィジュアルが際立って、オート・クチュールのデザイナーからショーのプレゼントに抜擢されるなど、すでに注目を浴びています。

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