中道改革連合の野田佳彦氏が創価学会名誉会長の政治論を称賛する異例の事態
立憲民主党と公明党が結成した新党「中道改革連合」の野田佳彦共同代表が23日、旧公明党の両院議員総会に出席しました。立憲出身のリーダーが公明の牙城に足を踏み入れるだけでも異例ですが、そこで語られた言葉は、支援者や政治ウォッチャーの予想を遥かに超えるものでした。
野田氏は壇上で、61年守り抜いた党名を捨てて新党に合流した旧公明党議員らに対し、深い敬意を表明しました。さらに、新党の柱となる「中道」の概念を深めるため、この10日間で公明新聞を熟読したと告白。創価学会の池田大作名誉会長による「中道政治論」に触れ、その理念を学んだことを明かしたのです。かつての政敵とも言える存在の創立者を「先生」と呼び、その思想に共鳴したという発言は、単なる社交辞令を超えた重みを持って響きました。
この歴史的な光景に、SNS上では驚きと困惑、そして一縷の期待が入り混じった声が噴出しています。
『保守本流を自認する野田さんがここまで踏み込むとは。政権交代への執念を感じる』
『支持母体のことを考えれば理解はできるが、あまりの豹変ぶりに言葉を失った』
『思想の異なる政党が混ざり合って、本当に機能するのか。不安しかない』
『現実的な政治を選択した結果だろう。理想だけでは国は動かない』
野田氏の変容を「現実主義的なリアリズム」と評価する向きがある一方で、長年の支持者からは戸惑いの色が隠せません。特に「人間主義」という独特の宗教的背景を持つ言葉を野田氏が多用し始めたことに対し、理念の変質を懸念する声も目立ちます。
この動きは単なる議席確保のための野合なのか、それとも日本政治に「中道」という新たな軸を打ち立てるための止揚(アウフヘーベン)なのか、非常に危ういバランスの上に成り立っていると感じます。
野田氏が口にした「世界が中道政治を必要としている」という確信が、具体的な政策として結実しない限り、この歩み寄りは「権力のための魂の切り売り」という批判を免れないでしょう。
かつての敵を称え、懐に飛び込む野田氏の賭けは、有権者の目にどう映るのでしょうか。
政界再編の荒波は、これからが本番と言えそうです。














