「はい、参加費5000円ね!」高熱で欠席した送別会。夜の自宅に突撃してきた先輩が差し出した「余り物」と「信じられない要求」に絶句
その日は、職場の送別会が予定されていました。
しかし、朝からどうも体が重く、熱を測るとまさかの38度超え。這ってでも行きたい気持ちはありましたが、主役にも他の同僚にもうつしては大変です。
私は幹事を務める先輩に、心からの謝罪とともに欠席の連絡を入れました。先輩からは「お大事にね」と短い返信があり、私はホッと胸を撫で下ろしてベッドに潜り込んだのです。
薬を飲んで眠りにつき、目が覚めたのはすっかり夜も更けた頃。
夜のチャイムと突然の訪問者
「ピンポーン、ピンポーン!」
静まり返ったアパートの部屋に、突然インターホンの音が鳴り響きました。
こんな時間に誰だろう。熱でフラフラする体をどうにか起こし、重い足取りで玄関へ向かいます。ドアスコープを覗き込んで、思わず息を呑む私。
なんと、そこに立っていたのは送別会の幹事である先輩だったのです。
慌ててチェーン越しにドアを開けると、先輩は少しも悪びれる様子なく、満面の笑みで立っていました。
「やっほー!具合どう?送別会のケーキが余ったから、わざわざ届けに来てあげたよ!」
そう言って、小さな紙箱を私の顔の前に突き出してきます。
こんな夜遅くに、わざわざ私のために?
一瞬だけ申し訳なさと感謝の気持ちが湧き上がりましたが、箱の隙間から見えたのは、どう見ても見栄えの悪い「ケーキの切れ端」。誰かが食べ残したような無惨な残骸に、私の感謝はスッと引いていきました。
押し付けられた切れ端と、驚愕の集金
「あ、ありがとうございます……。でも、こんな時間にわざわざすみません」
私が戸惑いながら箱を受け取ると、先輩は満足げに頷き、そして信じられない言葉を放ちました。
「うんうん、気にしないで!あ、それよりさ。はい、今日の参加費5000円ね!」
「……え?」
自分の耳を疑う私。
私は高熱で欠席しており、会場での飲食は一切していません。手元にあるのは、無理やり押し付けられたケーキの切れ端のみ。それなのに、フルで参加した人と同じ5000円の請求。
「えっと、私、欠席したんですが……」
「ドタキャンなんだから、お店のキャンセル料かかるの当たり前でしょ?ケーキもあげたんだし、早く払ってよ」
先輩の冷たい声に、私は反論する気力すら奪われました。
熱で朦朧とする頭の中、これ以上この人と関わっても無駄だと悟ったのです。私は黙って財布から5000円札を取り出し、先輩の手に握らせました。
「ありがと!じゃあお大事にねー!」
足早に去っていく先輩の背中を見送りながら、手元に残された惨めなケーキの切れ端を見つめます。
熱のせいだけではない寒気が背筋を走るのを感じながら、私は固く心に誓いました。明日以降、この先輩とは必要最低限の業務連絡以外、二度と関わるまいと。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














