「浮気くらいで騒がないで!」逆ギレして開き直った元カノ。半年後、元カノから届いたのは
別の男の影
その日、彼女のスマホに届いた一件のメッセージを、僕はたまたま横から見てしまいました。
差出人は、聞いたこともない男の名前でした。
思えば、少し前から彼女はおかしかった。
急に身なりに気を使い出し、僕との約束を平気ですっぽかす。
「ごめん、今日は先約あるから」
そう言って出かける夜が、月に何度も続きました。
それでも信じたくて、僕はあえて聞かずにいたんです。
けれど、共通の知人から決定的な話を聞いてしまいました。彼女が別の男と腕を組んで歩いていたと。
僕は意を決して、彼女に切り出しました。
「他に、好きな人ができたの?」
彼女は悪びれもせず、あっさりうなずきました。
浮気を認めたのに、その顔にはまるで罪悪感がなかったんです。
「バレちゃったか。まあ、そういうこと」
半年後に届いた一通
信じていた分だけ、僕の声は震えました。
どうしてこんなことを、と問い詰めると、彼女は面倒くさそうに言い放ちました。
「浮気くらいで騒がないで!」
浮気くらい、というその言葉に、僕の中で何かが音を立てて切れました。
この人は、僕を傷つけた自覚すらない。
悪いのはうるさく騒ぐ僕のほうだと、本気で思っているのです。
不思議と、怒りは湧いてきませんでした。
ただ、心にかかっていた霧が一気に晴れていくようでした。
「そっか。もう、いいや」
「え、それだけ?」
拍子抜けした顔の彼女に、僕ははっきり告げました。
「君とは、もう終わりにする。勝手にすれば」
価値観の違いは、話し合ってどうにかなるものではありません。
信頼を裏切っても悪びれない相手と、この先を一緒に歩くことなんてできない。
僕はその夜のうちに荷物をまとめ、彼女の部屋をあとにしました。
当時は正直、つらくてたまりませんでした。
好きだった気持ちが、一晩で消えるわけではありません。それでも、自分をぞんざいに扱う人のそばに居続けるほうが、ずっと自分を損なうのだと思えたんです。
それから半年後のことです。
僕のもとに、彼女から一通の長いメッセージが届きました。あのころは自分も悪かった、あなたの大切さに今になって気づいた、もう一度やり直したい。
そんな未練が、だらだらと画面いっぱいに綴られていた。
僕はそれを最後まで読んで、静かに画面を閉じました。もう心は、少しも揺れませんでした。返事は、一文字も打たないまま、そっと連絡先を消したのです。
早いうちに離れて、本当によかった。今そう思える自分が、何よりの答えでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














