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2026.10.15(Thu)

「あれ?動かない」スカートが車輪に絡まり、男性に助けてもらった私。笑顔で見送った直後に起きた悲劇

「あれ?動かない」スカートが車輪に絡まり、男性に助けてもらった私。笑顔で見送った直後に起きた悲劇

車輪に巻き込まれたスカートのすそ

真夏の昼下がり、20代だった私は、買い物帰りに自転車をこいでいました。

日差しが強く、少し走っただけでも汗がにじんでくる暑さでした。

ところが突然、ペダルが重くなり、自転車が動かなくなったのです。

「えっ、何?どうしたの?」

慌てて足もとを確認すると、スカートのすそが後ろの車輪とチェーンの間に巻き込まれていました。

降りようとしても、スカートが引っぱられて身動きが取れません。

「うそ……ちょっと待って!」

すそを引っぱっても、布が食い込んで抜ける気配はありません。

自転車を支えたまま困り果てていると、40代くらいの男性が近づいてきました。

「大丈夫ですか?スカート、挟まっちゃったんですか?」

「そうなんです。引っぱっても取れなくて…」

男性は車輪をのぞき込むと、少し考えてから言いました。

「これ、切らないと難しそうですね。ちょっと待っててください。そこのお店ではさみを借りてきます」

男性はすぐそばの小さなお店へ向かい、しばらくすると、はさみを持って戻ってきました。

「少し切ってもいいですか?」

「はい!もう、切っちゃってください。すみません、ありがとうございます」

男性はしゃがみ込み、車輪に巻き込まれた布を慎重に切り始めました。

「なるべく少しだけ切りますね」

「はい、お願いします…!」

何度かはさみを入れてもらうと、引っぱられていたスカートが少し緩み、私はようやく自転車から降りることができました。

ただ、布の一部はまだ車輪に巻き込まれたままでした。

「もう大丈夫」と言った直後に

それでも私は、自転車から降りられたことで、もう押して帰れると思い込んでいました。

男性は汗だくです。こんな暑い中、これ以上手伝ってもらうのは申し訳ありません。

「もう大丈夫です。ありがとうございました。本当に助かりました!」

そう伝えると、男性は少し心配そうな顔をしました。

「まだ布が残ってますけど、大丈夫ですか?」

「はい!あとは何とかできそうです」

男性は「無理しないでくださいね」と言い、借りたはさみをお店に返すと、その場を離れていきました。

私は笑顔で手を振り、男性の姿が見えなくなったところで、自転車のハンドルを押しました。

ところが…。

「あれ?動かない……」

後ろの車輪がまったく回らないのです。

巻き込まれた布は、まだスカートのすそとつながっていました。自転車を押そうとすると、服まで引っぱられてしまいます。

「ええっ!ちょっと、うそでしょ…」

さっきまで手伝ってくれていた男性を、自分から帰してしまったばかりです。

「大丈夫って言っちゃったのに…!」

情けないやら恥ずかしいやら。あまりの間の悪さに、思わず笑ってしまいました。

それでも動かないものは動きません。

しばらく車輪と格闘していると、先ほど男性がはさみを借りたお店から、50代くらいの女性が出てきました。

「あら、まだ取れてなかったの?さっきの人、帰っちゃった?」

「はい…もう大丈夫だと思って、帰ってもらっちゃいました」

私が苦笑いすると、女性も少し笑って言いました。

「あらまあ。とりあえず、日陰においで。暑いでしょう」

女性は30代くらいの男性店員を呼び、2人で自転車を持ち上げて、店の軒下まで運んでくれました。

私はスカートが引っぱられないよう、すぐ横を小さな歩幅でついていきました。

そして2人が車輪を慎重に逆回転させると、引っかかっていた布が少しずつ緩み、ようやく外れたのです。

「あっ、取れた!ありがとうございます!」

今度は自転車を数歩押して、ちゃんと車輪が回ることを確認しました。

「はい!今度こそ、本当に大丈夫です!」

女性も男性店員も笑ってくれました。

後日、お礼の菓子折りを持ってお店を訪ねると、女性は私のスカートを見て、にっこり。

「今日は、ちゃんと押さえてきたのね」

「はい!もうあんなことにならないように気をつけます」

最初に助けてくれた男性には、きちんとお礼を伝える機会がないままです。

あの日のことを思い出すたび、助けてくれた人たちへの感謝と、「もう大丈夫です」と自信満々に言ってしまった自分の恥ずかしさが、今でもよみがえります。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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