「今月厳しいから10万援助して」車検代の返済中に義母から飛んできた追加要求→断った私への返答に絶句
「今月厳しいから10万援助して」3ヶ月目に届いた追加要求
家事の合間にスマートフォンが鳴った。表示は義母の名前だった。画面を見つめながら、子どもの離乳食を作る手をとめて電話に出る。
毎月決まった金額を、淡々と振り込み続けてきた3ヶ月目のことだった。
夫の車検代として一時的に立て替えてもらった10万円。
義母は「無理せず、毎月1万円でいい」と言ってくれて、私はその言葉に甘えすぎないよう、給料日の翌日に必ず1万円を振り込んできた。
3回目の入金記録が通帳に並んだ、その週。
「今月厳しいから10万援助して」
挨拶もそこそこに、義母はそう切り出した。受話器の向こうの声は、いつものゆったりとした口調とは違って、どこか急いでいた。
頭の中で、家計簿のページがぱらぱらとめくられていく。子どもの保育料、来月の保険料、灯油の補充。10万円という数字を新しく動かす余地は、どう数えても見つからなかった。
そもそも、まだ前の10万円も完済していない。返済中に、もう一度同じ額の援助を頼まれる。その意味が、すぐには飲み込めなかった。
私が言葉に詰まっているあいだ、受話器の向こうで小さな咳払いが続いた。
断った私への返答と、嫁という立場のモヤモヤ
言葉を選びながら、私はゆっくり伝えた。
「ごめんなさい。今月はうちも余裕がなくて、難しいんです」
角の立たないようにと、頭の中で何度もリハーサルした言い方だった。返済を止めるとは言っていない。今月は新たに出せない、それだけの話のつもりだった。
けれど、義母の返答に絶句した。
「お義母さんのことはどうでもいいのね!」
耳に飛び込んできたのは、ヒステリックな叫び声だった。受話器を持つ手が、思わず止まる。気を遣ってきた毎月の振込も、頭を下げて借りた夫の代わりに段取りを組んだ私の動きも、その一言で全部「どうでもいい嫁」の側に押しやられたようだった。
反論しようとしたけれど、そのまま電話は切れた。
夫に話すと、「機嫌が悪かっただけだろう」と笑った。けれど、笑える話ではなかった。
あの一言は、いつでも引き出せる「貸し」として、嫁である私の頭の上に置かれている。返済が終わっても、たぶんあの声色は耳に残り続ける。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














